Contents

『顔のない天使』 レビュー(感想)と考察

『顔のない天使』

ポスター画像出典:『ヤフー映画

 

 

 

RECOMMENDED(オススメ)

この映画は運営者のオススメです。

 

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

運営者

※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

メルギブソンが初監督をするということで、どこかに粗がある可能性を考えながら鑑賞するが、中々いい映画だった。ただ、原題は『The Man Without a Face』であり、『天使』の要素が入っていないので、邦題のマッチング率はずば抜けて高くはない。

 

確かに、彼の存在は浮世離れしていて、大きく空く時間を考えれば(あれはなんだったのか)という、おぼろげな記憶になり、しかし、確かに自分の人生にとって重大な時間だった、ということで、その時間をくれた人、のことを『天使』としているかもしれないが、私なら『師匠』の方がしっくりくる。だから例えば、そのまま『顔のない男』か、『僕の師匠は顔がない』とかいう方が近い。『失われた顔』でもいいが、とにかく『天使』だけはやめた方が良かった。

 

天使のくれた時間』というニコラスケイジの名作があるが、あの場合は本当に天使が登場するし、子供を『エンジェル』と言うのは何も不自然ではない。どちらにせよ、いい映画なのに大ヒットとはいかなかったのには、どこかに何かの理由がある。宣伝や供給などの裏事情も当然あるが、いい映画だけに、テコ入れすべきところを探してしまうのである。

 

もし『顔のない男』だけだった場合、彼が軸となって動くこの映画に何も違和感はなかったが、『天使』としてしまったことで、その人の『天使性』を探してしまい、無駄な労力を割いてしまったり、無駄に幻滅してしまうことがあるので、キャッチ―なタイトルだが、邦題は微妙と言える。

 

『この映画のジャンル』

 

 

『その他映画コンテンツ』