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『ロード・オブ・ザ・リング シリーズ』 レビュー(感想)と考察

『ロード・オブ・ザ・リング シリーズ』

ポスター画像出典:『Amazon

 

 

 

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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

ロードオブザリングは『ハリー・ポッターと賢者の石』と同じ年の2001年に公開された。そのせいもあってか、その時は今ほど熱心な映画ファン、とりわけファンタジーファンではなかったので、『観るとしたらどちらか一方』という自分の中での謎の取り決めがあった。そして、兼ねてから私とある程度の関与があったハリーポッターを観ることに決めたのだ。そしてそれから20年近く、この映画を観ることはなかった。

 

その間に私は歴史や哲学などを勉強し、この『指輪物語』がイギリスのJ・R・R・トールキンによる長編小説で、『最初のファンタジー小説』と言われていることを知る。

 

まず自由な形で『神話』が生まれ、ルールを求めて『宗教』が作られ、それに逆らう形で『哲学』が誕生した。様々な事象に大きな影響を与えているという歴史的価値の観点から見ても、この物語はいつか観ないといけないと、悟っていった。

 

キリストの言葉

 

そして今回ようやく見ることができ、『3』まで観たわけだが、結論を言うと、『ハリーポッターより面白い』ということになる。

 

ハリーポッターは残念ながら最後になるほど内容が暗くなって、よくわからない感じになっていった。最初の方は、子供達が可愛くて無邪気で魔法があって、純粋にファンタジーの世界が広がって、純粋にリアクションし、思わず子供が魔法の国に憧れるような、そういう世界が広がっていたのだが、どんどんシリアスになっていって、例えば『ディズニー』のそれのように、明るくハッピーな気分に包まれるシンプルな図式から離れるから、最後まで観た人の中には、(ここまで見てきたから・・)として仕方なく観た人もいることだろう。

 

だが、『ロードオブザリング』はちゃんとこの3作品でまとめて仕上げてきた。私は『エルフ』や『ドワーフ』の世界観があまり好きではなく、大好きなファイナルファンタジーでもそれらがリアルに映像化されてからは、妙な距離を感じてしまって、嫌だった。

 

Free photos of Fantasy

 

ドワーフがミスリルを掘って、という世界観などまさにFFそのものなのだが、耳の長いエルフなどを見るとあまり興奮はせず、むしろ冷めてしまう。それが私の本音である。よくは分からないが、人間の姿をしているのに、明らかに人間じゃないあたりが、ファンタジーになりきれていなくて、入っていけないのかもしれない。

 

だが、そんな私がこの世界観にどっぷり浸かって楽しむことができたのだ。これはこの物語が秀逸であることを意味している。ただ表層だけがファンタジーっぽく仕上がっているのではなく、実際に物語がよくできていて、あまり隙がないのだ。それゆえ、この世界にうまいこと没入でき、最後まで世界を楽しむことができるのである。

 

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