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『RONIN』 レビュー(感想)と考察

『RONIN』

 

 

 

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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

『レビュー(感想)と考察』

この映画がなぜ面白いかというと、自分が好きな系統に毛色が近いからだろう。孤高に戦う男と、慣れ合わないプロフェッショナルな仕事人たちの生き様が、自分の人生とリンクするのだ。『紅の豚』が好きなのも同じ理由である。

 

男の人生には色々ある。家庭を持ち、妻や子供たちを支えて、更に次の子供達(孫)の土台を作る。そういう家庭の大黒柱のような生き方も立派な生き方だ。むしろ、多くの老若男女から支持されるのは、そういう生き方だろう。

 

だがこの世には、例えば人が目をそむけたくなるような事実と向き合い、処理しなければならない仕事もある。死体、排泄物、害虫、医療、そして戦争。それらすべての職を全うする人達が陰で支えるおかげで、我々は安穏な暮らしができているのだ。

 

 

茂木健一郎氏の著書『挑戦する脳』にはこうある。

『リヴァイアサン』の中で、ホッブズは、人間はもともと『万人の万人に対する闘争』の状態にあったとした。誰もが自らの生存を目指し、利益を図り、そのためには他人を犠牲にすることを厭わない。そのような『自然状態』は余りにも耐えがたいので、人間はそのもともと持っていた自然な権利を『政府』に譲り渡す。そのようにして形成された政府は一つの『リヴァイアサン』として自由に意思を決定し、行動するようになる。

 

つまり、人間には元々『リヴァイアサン』のような猛獣的なエネルギーが備わっていたが、それを野放しにすることは耐え難いと考え、政府に譲り渡し、自分の代わりに政府に『闘って』もらうようシステム化したわけだ。『自分は闘いたくないから』である。

 

 

政府に権限を委譲し、言うなれば『面倒な仕事』を押し付け『綺麗な身』でいられることを忘れてしまった人間たちは、きっとこの映画に登場する人物たちの生き方、あるいは『浪人』という武士道に生きる人間の孤高の生き様を、受け入れきれない。

 

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