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『招かれざる客』 レビュー(感想)と考察

『招かれざる客』

ポスター画像出典:『Yahoo!映画

年間735本の映画鑑賞の経験があり、コロナ前には13年間連続で毎週映画館で映画を鑑賞!3000本以上の映画を観た映画好きが、映画の紹介をさせていただきます!

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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・

 

招かれざる客』(まねかれざるきゃく、Guess Who’s Coming to Dinner)は、1967年アメリカ合衆国ドラマ映画。 監督はスタンリー・クレイマー、出演はスペンサー・トレイシーシドニー・ポワチエキャサリン・ヘプバーンなど。 黒人青年と白人女性の結婚を巡る双方の家族の葛藤を描いている。

監督 スタンリー・クレイマー
脚本 ウィリアム・ローズ英語版
製作 スタンリー・クレイマー
出演者 スペンサー・トレイシー
シドニー・ポワチエ
キャサリン・ヘプバーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『どんな人におすすめ?』

  1. 美男美女ったら美男美女!
  2. 気軽に、楽しく、爽快に!
  3. 新しい目線で考えさせられたい!
  4. 熱い絆やドラマで感動したい!
  5. 名シーン・怪演が見たい!
  6. 可愛い動物や大自然が見たい!
  7. ファミリーで安心して観たい!
  8. 歴史や実話で学びたい!

『レビュー(感想)と考察』

この映画が出たのが1967年という時代だ。60~70年代というのは、多くの黒人指導者が亡くなったわけである。黒人の公民権運動家の代表格メドガー・エヴァースが暗殺されたのが1963年、マルコムXが暗殺されたのが1965年、キング牧師が暗殺されたのが1968年。ジョン・F・ケネディもその弟のロバート・ケネディも暗殺された。これを見ればこの時代の黒人たちがどのような心境で人生を生きていたかが見えてくるだろう。

 

だから登場する黒人俳優は、差別的な目を向けられて当然という態度を示し、自然な振る舞いをする。ちなみにこのシドニーポワティエは、黒人俳優としての先駆者的存在のひとりで、男優としては初めてアカデミー主演男優賞を受賞した。KBE(大英帝国勲章)を与えられた人物である。

 

 

そこまでの実力者である彼が、差別に慣れているように振舞うのを見ると、黒人差別は大分薄まってきたことと、そして間違いなくそれが濃厚に植えついてしまっていたことがよくわかる。更に知りたいなら、『私はあなたの二グロではない』というドキュメンタリー映画を観ればいい。この時代の彼らや映像を見ることができ、平気で暴力を振るわれている映像も多く見ることができる。

 

また、アポロ計画とは有人月面着陸についてのアメリカの計画で、こ1961年から1972年にかけて実施されたわけだが、映画『ライトスタッフ』、『ドリーム』などを観ると更にこの時の状況が見えてくるようになる。実はドリームで描かれるように、黒人たちもNASAをはじめとする重要な役職に就いて仕事をしていた。だが、当時を描いたそうした映画の職場には黒人がおらず、その理由をドリームで観ることができる。

 

招かれざる客。それは『歓迎されない客』ということである。当時の白人と黒人の間にあった距離を見てみたい。

 

 

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