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ルフィ『ししし!!それおれにも守らせてくれよ!』

家族や兄弟の為に命を投げ打つ、 自分にとって極めて困難な道を選択する、 自分の人生を犠牲にして、家族や兄弟の人生の『充実』を祈る、 そんなことが出来る人がいるだろうか。 まず言えることは、私の周りにはいないということだ。 ましてや、『人の家族・兄弟』のことなど、 別にどうでもいい。 そう思っている人間だらけだ。

 

『兄弟を守るためにお前… あいつの言いなりになってたのか 守りてェよな~~…… 弟か?… 兄ちゃんか? ししし!! それおれにも守らせてくれよ!』

 

『やさしいあくま』 という絵本がある。 私はこれを恩師に渡されたとき、いわゆる『優秀な成績』だったから、 渡された意味も、この絵本の内容の意味も、 すぐには理解できなかった。 それに、理解できなかったのはある種当たり前だった。 私の周りに、『こういうキャラクター(人間)』がいなかったからだ。 居たなら、すぐにその人を思い浮かべて理解できた。

 

当時17歳だった私は、表面上では博愛主義のように振る舞っていても、 実際の部分では自分の人生さえ前に進めればそれでいいと思っていた。 だからこの本の『やさしいあくま』の行動が理解できなかった。 そういう美学もないし、何が良いのかわからないし、 自分が誤解されて、そして死ぬなんて、 そんなの理不尽じゃないか。 そう思っていた。 そう。 そこが私に足りないところだったのだ。

 

かつての私の思考が生まれてしまった理由は、 私は周りの年上の責任にあると今でも思っている。そこから目を逸らさないことによって、 私が今度は、自分の年下に対し、真の教育が出来ると思っているからだ。 恩師もその年上の一人だったのだ。 恩師のような選択肢を取るのが、本来の年上の責任であると確信するからだ。

 

『自分の人生の充実の為に、 隠蔽している事実はないか?』

 

この言葉が胸に突き刺さる人は見どころがある。だが、鍛え上げてきた詭弁でもって今回もまたこの言葉に 蓋(見て見ぬフリ、隠蔽)をするのであれば、 これからも、それは死の床に着くまで、 自分の人生を密かに脅かし続けるだろう。

 

 

Vアニメ「ワンピース」15周年記念!15の名場面で綴る感涙PV

※画像は以下の参考文献から引用しています。

 

一言

この記事は2009年に書いたものです。とても未熟な時期に書いたものなので、いずれまた修正いたします。またこの記事は運営者のワンピースに対するリスペクトの想いから書いていますが、もしこの画像の著作権が問題になる場合は、画像をすぐに削除いたします。