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アミエル『嫉妬は利己心の一番情熱的な形式、自分を忘却し、自分を従属させることができない専制的な気難しい虚栄心の強い自我の高揚である。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

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考察

簡単に言うと、『自己中心的な人間が生み出した間違った感情』ということである。もう、これ一言で終わらせてもいいが、あえて書き加えるなら、キリスト教の7つの大罪である。

 

  1. 傲慢
  2. 強欲
  3. 暴食
  4. 色欲
  5. 怠惰
  6. 嫉妬
  7. 憤怒

 

そこにもしっかりと『嫉妬』が入っているが、どうしてこれが『間違った感情』なのかというと、まず、その他の6つを先に考えてみるといい。その他の6つが(そうかも)と思うのに、なぜここだけが(嫉妬だけは違う)となるのだろうか。それよりも、(嫉妬がダメだと言う理由を考えてみよう)という方が正しい。そうしなければ、この考え方をただ批判して、対立するだけで、しかもそれは『無駄な対立』だ。

 

相手が物を盗んだと思って勝手に勘違いし、敵対グループを作り、戦争してしまう、というぐらい、愚かで無駄な対立である。全ては『勘違い』なのだから。

 

 

『嫉妬』というものは、『妬み、嫉み』であり、そこにあるのは『執着』である。なにかに執着している。それが歪んだ『嫉妬』という心の形を作った。そしてその嫉妬が故に、相手を陥れたり、ときには命を奪うことさえしてしまうのが人間というものだ。キリストだけではなく、

 

ブッダの話に変えてもいい。

ブッダ

 

仏教の定義する『罪』とは、『執着』である。執着が捻出した、嫉妬という歪んだ形。それが歪んでいるという事実を知りたければ、こんな記事を見るのが良い。

 

『阿部定事件』というものがあった。

阿部定事件(あべさだじけん)とは、仲居であった阿部定が1936年(昭和11年)5月18日に東京市荒川区尾久の待合で、性交中に愛人の男性を扼殺し、局部を切り取った事件。定は逮捕されると

「私は彼を非常に愛していたので、彼の全てが欲しかった。私達は正式な夫婦ではなかったので、石田は他の女性から抱きしめられることもできた。私は彼を殺せば他のどんな女性も二度と彼に決して触ることができないと思い、彼を殺した…」

 

なぜ石田の性器を切断したかは「私は彼の頭か体と一緒にいたかった。いつも彼の側にいるためにそれを持っていきたかった」と供述している。

​───『Wikipedia』▲

 

この話の滑稽なところは、この事件の後、阿部定に全国の女性から、ファンレターが届いたというのだ。

 

あなたの気持ち、わかります。

 

つまり、『嫉妬する気持ちがわかります』と考える人間が少なくなかったのだ。しかし、それはすべて『嫉妬をある種神格化させた勘違い』である。何しろ、『愛』は与えるもの、『恋』は奪うものだ。恋というものは、一方的なのだ。自我の高揚を抑えきれずに恋をして、そこに勝手に執着した結果、嫉妬し、挙句の果てには相手を殺してしまう。そのどこに『愛』があるのか、考えてみるといい。

 

トルストイは言った。

 

あるいはこうも言った。

 

愛は『没我』だ。自分を忘却し、従属させることが出来ない虚栄心の強い人間には、没我(愛)などない。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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