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アドラー『扱いにくい相手とうまく付き合うには、相手が何とか自分を優秀に見せようとして、躍起になっていることを念頭に置くこと。その観点から相手と付き合ってみなさい。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

『扱いにくい人間』の代表であるだろう、私の周りにいる、全ての『扱いにくい』と勝手に定めて決めつけている人間に、アドラーのこの言葉を見てもらいたいものだ。つまり彼らは、自分が優秀だと自惚れていて、傲岸不遜である。

 

例えば、孔子は、

孔子

 

今でこそ中国を代表する大学者や聖人とされているが、同時代人の多くからは、出来もしないことをしようとしている、身の程知らずや物好き扱いされていた(憲門第十四-四十)。

 

そして、ソクラテスも、

ソクラテス

 

『無知の知(自分が無知であることを知っている方が、知的ですよ)』という知性を諭しているとき、逆切れした相手にひげをむしられたこともあったわけだが、この偉人たちを『傍若無人かつ無礼極まりない不謹慎な存在』と揶揄して決めつけた、彼らの心の方が、歪曲していて、謙遜が足りなかったのである。

 

なぜ、目の前にいる人間をそう処理すると思うか。それは、『自分の理解の範疇を超えている脅威』だと感じるからである。人は、大勢の意見が『黒』でまとまっているとき、それを覆すように『白』だと主張する人間を煙たがり、『自分たちの安全を脅かす敵』であると定めてしまう、愚かな生き物である。

 

セブンアイホールディングス会長、鈴木敏文もこう言ったが、

 

自分が思いつかないことだから、『脅威』であり『異端児』だと決めつけるのだ。そして、

 

(自分の方こそ正しい規範意識を持っている模範だ)

 

と言い聞かせ、今日も明日も人生を生きながらえる。私の周りにいる人間は両極端で、そうして『扱いにくい』と定める人間は、往々にしてアドラーの言う通りの問題を抱えていることが明白となっていて、逆に、私という人間が、

 

(もしかしたら天才かもしれない)

 

と考える人間は、(※当然天才ではないが)私との人間関係は極めて良好である。どちらを選んでもいいなかで、こうも別れる人間の意識。どちらの心で在るべきなのかは、自分の心と相談することである。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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