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中部謙吉『人間には何事も気負わせぬ事が大切である。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

普段穏やかな『水』とて、一たび乱れれば、どうなる。3.11を経験した今の日本人には、もはや説明は不要である。

 

ホームとアウェイのからくりにも書いたが、人は、(アウェイにいる)と思い込むと、パフォーマンス能力が下がる。例えば、緊張しきっている人間が言葉を噛んだり、何もないところでつまづくのもそうだ。まるで、『精神という水』が波立たないように、平常心、克己心でもって、心を整える。これこそが人間の能力を最大化させるための、一つの大きなカギになる。

 

コップの中に、『そのコップの容量以上の水を流し込む』とどうなるだろうか。答えは言うまでもない。

 

孔子の言葉の超訳として、

 

と書いたが、指導・教育者側は、相手の力量を見極めて適切な指導をすることが要求される。そういうセオリーの話をしてなんだが、ちなみに私は、相手の容量などに合わせて水を入れない。溺れるほどの水を流し込み、強制的にコップの器を広げるという、荒療治をする。

 

荒療治

 

信頼関係があれば、それが出来る。信頼関係がなければ、それは単なる虐待である。最も過酷で困難だが、同時に『命を使い切る』為に必要な、全身全霊な人生の使い方だと自負している。

 

私もその対象者も、若い頃に家族を失っている。二人分生きていくと考えただけでも、その方法が荒療治だと、そもそも思っていないのだ。『できる上司』は、部下の能力に合わせた仕事を指示し、指示はできるだけ具体的に行い、修正をするときも具体的にするべきだと言われている。だとしたら私は『できる上司』になどならなくていい。私は偽善者ではない。そうして出た結果は全て、『私の結果』だ。純粋に私が部下を認めるときは、部下が何も言われずに主体的に仕事を組み立て、それで結果を出したときだけだ。

 

主体的

 

それであれば、報酬を高く貰っても、最悪の場合自分を飛び越えることになっても文句を言うことはない。いや、実際には文句があるが、『できない』のだ。それをすれば私が理不尽な存在に成り下がるからだ。つまり、私は偽善者ではない。部下よりも高い立場にいて、高い報酬をもらっている以上、部下のことを本当に思っているのであれば、『部下が自分を飛び越える』ことを願わなければならない。

 

主体的

 

自分の方が一生立場が上だということが前提でしか、物を教えられないような器の小さい人間に成り下がるつもりはない。だとしたら『勝負』だ。綺麗ごとを言っている場合ではない。我々は皆、勝負をしているはずだ。それは例えば、アスリートや芸能界などで考えれば、容易にうなづける話である。その業界では、『先輩が最も仕事ができ、稼げる』というセオリーなどない。最も仕事ができ、主体性のある人間だけが勝利を勝ち取ることが出来るのだ。

 

たまたま自分の上司だからといって、その人間に一生頭を下げていくことは正しいのか?少なくとも私はそんな理由だけで自分の人生を棒にふるうつもりはない。

 

『人間には何事も気負わせぬ事が大切である。』

 

しかしこの言葉は、『気負わせぬ』と言っている時点で、見下している。まるで、対象が『自分よりも格下』だと決めつけている様子だ。だから『気負わせないであげよう』などという気配を感じ、私は違和感を覚える。もちろん、下記の黄金律のことを言っているということもであるだろう。

 

『いつも心が愉快であることの、甚大な恩恵を知れ。』

 

だが私は、時に人は『気負う』ことによって潜在能力をいかんなく発揮できるのだと、確信している。

 

主体的

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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