名言を自分のものにする

 

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クラウド化する世界

■著者:ニコラス・G・カー


エジソンからグーグルへ、著しく変わる世界潮流の流れをこの本を読んで知っておきたい。まさに我々は今、大きな時代のパラダイムシフトの真っただ中を生きているのだ。

 

人間の利便性を追求していけばいくほど、人間が住む地球に負担がかかっていく。 だが、人間が絶滅すれば地球が恒久的に緑美しい星でいられるとも限らない。火山の噴火や大地震、巨大な隕石が追突したり、地球自体が惑星に衝突すれば、そこで地球の寿命は終わる。

恐竜時代が巨大な隕石によって終結したことが完全に証明された今、我々は宇宙のその規模の大きさと、人類の儚さを思い知るのだ。

 

重要なのは、恐竜からバトンタッチされ、現時点で事実上地球の生命のリーダーになった人間が、その地球で生きていける日数の間、どれだけ勇気と英知を絞りだし、少しでも多くの生命と共にこの地球を生きながら、秩序を保ち、発展させていくことができるかどうかだ。

 

インターネットの普及、Web2.0、そしてクラウド化。人類の歴史というその長い年月で考えた時、その人間の技術が進歩していくたびに、それを喜び、楽しみながらも、どこかでその方向の終着駅にある虚空感を考えてしまう、ジレンマに悩まされる。

 

しかし、だとしても、何故だか最終的には、『未来は明るい』と考えている。それは、それでも人間の目は前についているということもさることながら、確かな人類の日進月歩の進歩は、人類にとって大きな財産であり、生きる原動力にさえなっていると感じるのだ。

 

私も含めた人類の子孫たちは、確かに先人たちの英知を受け継ぎ、確かな生きる希望、エネルギーに変えていく。地球で起こる不可思議な現象が、地球外生命体の仕業なのか、未来の子孫の仕業なのか、あるいは全くの偶然なのかどうかはわからない。

 

だが、一つ確かなことは、今のこの時代を生きる私にとって、この限られた、与えられた時間の中で、どこまで前進することができるか、そして最善は、どこまで人類の前進に貢献することができるかという使命を背負っているということである。

 

やはり、本から学べる英知というものは、財産だ。私は読者として初心者だが、なるべく、いろんなジャンルの本を読みたいと思わせてくれた本だ。

 

 

 


[初読年齢 26歳]

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)


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