『ヒト』を最適化しよう。

早食いする人が口臭がある原因は?大きめに切った食物を食べて口周りの筋肉を鍛えよう

唾液の分泌量が激減してしまった理由

『体の不調は「唾液」を増やして解消する』では、唾液の分泌量がここまで激減してしまった理由を3つ挙げています。

 

  1. 軟らか食が増えた
  2. 水分といっしょに食事を摂る習慣が増えた
  3. 食事にかける時間が減少した

 

この根底にあるのはやはり『咀嚼』なのです。よく噛んで食べることが減り、口周りの筋肉が衰え、唾液の分泌量の低下に繋がれば、結果的にネバネバ唾液が出やすくなり、『ニオイを出す細菌』が増え、口臭が出やすくなるということなのです。

 

軟らか食が増えた

そう考えると、先ほどの『木下ゆうか』さんの『卵かけご飯』はだめですね。私もよく食べますが、あれは『かきこむ』ような食べ方ができますから、よく噛んで食べることができません。ただ彼女の場合は食べているのはあれだけではありませんからね。下記のような噛み応えのあるものも食べています。

 

【大食い】[メキシカン]トマホークステーキ5キロに挑戦![15000kcal]【木下ゆうか】


 

基本的に彼女は食事を楽しんで食べることに重きを置いているので、美味しそうに、モグモグとよく噛んで食べているのが見受けられます。それに、食べる量が多いですから。そういう風に『大食い』であれば、結果的に『噛む回数』は増え、口周りの筋肉を鍛えることができます。

 

水分といっしょに食事を摂る習慣が増えた

また食事中の飲み物ですが、水やお茶で噛まずに食事を流し込むのが当たり前になったのも最近のことでしょう。まず戦前、戦後になると、食事にお茶などの飲み物が必ずついていくるということはないわけです。もちろん水筒もあるし、飲み物はあったでしょうが、今ほど必ずあったわけではありません。

 

今ではドリンクバーで好きなだけ飲みもの飲めて、浄水器やウォーターサーバーがあり、自動販売機があります。コンビニ、ファーストフードができたのもここ最近ですよね。戦後を生きる人々は、常に気軽に飲食ができる時代に生まれたのです。

 

するとやはり怠慢の心が生まれます。あるのが当たり前だと思って、ものを粗末に扱い始めます。飲食に関しても感謝の気持ちなど覚えることができません。かつての人々のように食を大切に考えられる人は激減したのです。

 

『日本はなぜ世界で一番人気があるのか』にはこうあります。

農耕社会に移行すると、米を中心とする社会が構築され、稲作文化と神道が発展した。神道の起源は自然発生的で、縄文時代にその原型はあったと考えられるが、農耕社会と一体になったことで、神道は日本人の生活と心を一つに束ねる役割を果たす。

 

古来、日本人にとって食事をすること自体が神事だった。食事は神からの贈り物で、料理はいったん神に供え、祈りをささげてから、お下がりとしていただくものだった。料理そのものがすでに神なのである。したがって食事をすることで、神と人が一体になると考えられてきた。

 

(中略)そして『いただきます』という言葉は、もともと『あなたの命をいただきます』という意味である。人が生きていくためには、動植物の命を摂取し続けなくてはならない。日本人は恐らく縄文時代から、食事をするたびにこのように大自然の恵みに感謝してきた。だから、昔から、米を一粒でも食べ残すと目がつぶれるといって、子供たちに米を大切にする心を教えてきた。

 

食事は神であり、『いただきます』という言葉は、その神の命をいただきますという意味だったわけです。食べ残せば罰が当たって目が潰れる。そういう感覚は、常に農家の暮らしがすぐそばにあり、飢えがあり、食の大切さを心から理解していた当時の人々の感覚として、ごく自然なものでした。

 

食事にかける時間が減少した

TBS『クレイジージャーニー』で、北極圏に住む遊牧民”ネネツ族”の特集をしていましたが、彼らはトナカイを見つけて捕獲することに成功したら、そのすべてをいただきます。毛皮をはぎ、脳を食べ、血の一滴まで残すことはありません。そしてその食事の前は、トナカイの体を割いて中身があらわになったところに箸をおきます。彼らいわく、『まず神様に捧げるんだ』というのです。

 

命を食べるということは本来こういうこと。その有難みがわかっていれば、自然とよく噛んで、美味い不味いを気にせずに、生きるために栄養を得ようとするのではないでしょうか。

 

豊富な食べ物があればいいというわけではありません。イヌイットの人々は、肉しか食べません。『科学でわかった正しい健康法』にはこうあります。

肉しか食べないイヌイットは我々より健康である!

 

イヌイットに会ってみたい。数十年前からイヌイットの存在そのものが、健康業会をいら立たせてきた。北極圏の酷寒のなか、彼らはほぼ肉、魚、脂質しか摂取しないという食生活を送っている。野菜はゼロに近い。果物もゼロに近い。炭水化物もゼロに近い。1日のメニューはこんな感じ。

 

  • 朝食 肉
  • 昼食 肉
  • 夕食 肉

 

だからこそ、現代の栄養学の世界ではイヌイットの存在が厄介な問題となっている。こんな食生活を送っているのに、イヌイットが健康だからだ。摂取するカロリーの約7割を脂質からえているにもかかわらず、複数の観察研究が、僕たちの心臓と比べて、イヌイットの心臓のほうが健康であることを示したのだ。

 

先進国は薄毛が多い印象があるけど本当にハゲやすい傾向にあるの?

 

普通、彼らのような肉食だけの生活をしていれば間違いなく病気になります。しかしイヌイットの人々は健康です。それは彼らがネネツ族と同じように、自然の恵みである食に対し、感謝の気持ちを持っているからなのです。

 

その感謝の気持ちが『食と真剣に向き合う』姿勢に結び付き、このような食生活が生まれるのです。そしてもちろんそうなれば、自然と時間をかけ、よく噛んで食べることになります。彼らの口臭までは調べていませんが、記事に書いたように、彼らは薄毛とも無縁なのです。よく噛んで物を食べ、唾液が出れば飲み物はいらない。そのくらいの考え方で食事をすることが大切です。

 

先生

自然と共生する少数民族の暮らしを見ると、都会人の悩みとは無縁だったりすることが多いんだ!一体どっちが人間の生き方として自然なんだろう!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

 まとめ✔
  • 咀嚼が減り、唾液の分泌量が激減したのは、人が自然から逸れたサインか。
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