Contents

大気汚染がニキビに与える影響は?有害物質をデトックス(解毒)しよう!

大気汚染はニキビの原因?

はい。

確実ではありませんが、原因の一つといえます。有害物質の摂取・蓄積はニキビやアトピー性皮膚炎等の肌荒れの原因になります。

先生

ニキビの原因は多岐にわたるから、どんな些細なことでも疑うべきだね!神経質になる必要はないけど!

更に詳しく知りたい人は、以下の記事を見るっす!

ハニワくん

記事の詳細を見ずに他の関連記事を探す

ニキビが治っても治っても繰り返しできる理由ってなに? 『敏感肌』あるいは『乾燥肌・脂性肌・混合肌』だとどれが一番ニキビができやすい? ニキビと花粉の関係は?花粉症を治す薬に問題がある? 便秘はニキビの原因になる?毒素(宿便)と悪玉菌が与える影響とは 汗はニキビの原因?汗+様々な汚染物質(埃、細菌等)=ニキビ悪化の原因

その他のカラダ系記事を見る

  1. 食事・ダイエット
  2. 薄毛・育毛
  3. 睡眠・不眠症
  4. ワキガ・体臭
  5. 口臭・歯周病
  6. 便秘・デトックス
  7. ストレス・血流
  8. 入浴・冷え
  9. 細菌・ホルモン
  10. その他

乾燥肌だからといってニキビが出来ないというわけではない

ニキビはやはり『脂性肌』の人ができやすい皮膚病だと考えられます。それは、皮脂を餌にしてアクネ菌が増殖し、コメドが形成されることがニキビの原因だと考えられているからですね。ではここで、思春期にニキビができる原因と流れを見てみましょう。

 

STEP.1
第二次性徴期を迎えて性ホルモンのバランスが大きく乱れる
 

STEP.2
男性ホルモンの分泌が盛んになる
 

STEP.3
皮脂腺が増大して皮脂が多く分泌される
 

STEP.4
洗顔不足によって毛穴に皮脂が詰まるとコメドが形成される
 

STEP.5
常在菌『アクネ桿菌』が皮脂によって増殖し、コメドが炎症する
『白ニキビ』の段階。 

 

なぜ思春期のケースを持ちだすかというと、ニキビができる原因というのは複雑であるからして、一例を出すことしかできないからです。ここではわかりやすく思春期にニキビができる原因と流れを載せました。このようにして、ニキビと『皮脂』は密接に関係していて、脂性肌の人はその原因である皮脂の分泌量が多いため、ニキビになりがちだということなのです。

 

 

しかし、『ようこそ!私のニキビクリニックへ―さあ、お入りください。ニキビ完治への最後のドア…』にはこうあります。

乾燥肌だから必ずしもニキビになりにくいということはありません。肌の保湿が失われるとバリア機能が低下し、感染などに対して抵抗力が弱くなります。皮膚に炎症を起こしやすい環境を作ってしまうのです。

 

乾燥肌だからといってニキビが出来ないというわけではないんですね。乾燥するとするでバリア機能が低下し、様々な肌トラブルを引き起こす原因となりますので、ニキビが出来る可能性があるのです。

 

『敏感肌』あるいは『乾燥肌・脂性肌・混合肌』だとどれが一番ニキビができやすい?

 

STEP.1
乾燥する(乾燥肌である)
 

STEP.2
肌のバリア機能が低下する
  

STEP.3
外部のばい菌が毛穴にある皮脂やアクネ菌と混じり、炎症する
 感染などに対して抵抗力が弱くなる。

STEP.4
ニキビができる

STEP.5
あるいは悪化する。
 

 

バリア機能が低下すると、『外部のばい菌』に対する抵抗力がなくなり、ニキビができたり延焼しやすくなる事実がわるわけですね。

 

先生

ニキビは脂性肌でも乾燥肌でもできるからね!本当にたくさんの原因があるよ!

うーむ、なるほど!

ハニワくん

 まとめ✔

  1. 乾燥肌だからといってニキビが出来ないというわけではない。

 

汚れた空気もニキビの原因

そして、それは決して『外部のばい菌』だけではなく、汚れた空気や有害物質なども、その範囲内にあります。下記の記事に書いたように、

 

 

『ニキビのことならまかせなさい』(光文社)にはこうあります。

スポーツでニキビがひどくなったのはなぜ?

適度なスポーツは新陳代謝を高め、私たちの体にとってプラスの効果があります。しかし、ことニキビに関しては、スポーツは手放しには歓迎できません。スポーツが、常に汗、埃、日光といったニキビの大敵と隣り合わせだからです。スポーツに汗はつきものです。たしかに、スポーツで汗を流すのは爽快ですが、汗をかくと肌に汚れがつきやすくなり、あまり好ましいものではありません。

 

汗をかくとそこに様々な外界の汚れが付着しやすくなります。そこにはばい菌などもあるわけですが、それらが毛穴にある皮脂やアクネ菌と混ざってしまうと、炎症を起こしたり、ニキビの原因となってしまう可能性があります。

 

  • 汗+様々な汚染物質(埃、細菌等)=ニキビ悪化の原因

 

汗だけで考えれば問題ないのですが、そこに汚れが付着すると問題があるということなんですね。つまり、外界の大気というのは、有害物質なども存在しています。それらが例えば汗によって付着しやすくなると、毛穴にある皮脂やアクネ菌と混ざってしまって炎症を起こし、ニキビとなるのです。

 

STEP.1
汗をかく
 

STEP.2
様々な汚染物質(埃、細菌等)が付着しやすくなる
 

STEP.3
毛穴にある皮脂やアクネ菌と混ざる
 

STEP.4
炎症を起こしてニキビとなる

 

さらに、その記事にはエアコンについて書きましたが、その続きにはこうあります。

また、空調を効かせるために窓を閉め切った密閉性の高い室内では、空気は非常に汚れています。今の日本では、換気や空気清浄が十分でないオフィスが大部分です。そういう汚れた空気に長時間さらされていると、肌も汚れます。

 

エアコンで空調を効かせるために、窓を閉め切ったりして部屋を換気しないと、どんどんどんどん部屋の空気が汚れていき、そのせいで肌が汚れるんですね。肌が汚れると先ほどと同じ考え方で、有害物質などが付着し、ニキビの原因となるのです。

 

ただ、この本は1995年の本ですからね。『今の日本では、換気や空気清浄が十分でないオフィスが大部分』というのは、25年以上も前の話をしています。この時間でかなり技術は進みましたからね。空気清浄機が一般向けに販売されて、それが当たり前になり、更に相当レベルアップしました。それもこの25年の間に起こった現象ですね。

 

 

今ではそのエアコン自体に空気清浄機能がついているものもあります。

 

東芝エアコン『大清快』空気清浄パワー実証映像

https://www.youtube.com/watch?v=N89IlRKpTx4

 

ただ、問題なのはそこではなく、『大気汚染』ですからね。汚れた大気の中には有害物質があり、それを付着させるとニキビの原因となるという事実を確認したいんですね。

 

先生

肌が汚れただけでニキビの原因になるから、どんな些細なことでもニキビの原因と疑うべきだね!神経質になる必要はないけど!

うーむ!

ハニワくん

 

汚れた空気もニキビの原因

 

便秘や『有害物質の摂取・蓄積』はニキビの原因

更に、ニキビというものは『有害物質の摂取・蓄積』によってもできます。詳しくは下記の記事に書きましたが、

 

ニキビを針で潰したり、手で押して芯を取ってもいいの?一番大事なのは『自然』な生活習慣

ニキビがパンパンに腫れあがるのは『膿』?『皮脂』?予防法と対策とは

 

記事から一部だけ抜粋するとこういうことですね。

 

STEP.1
脂に溶ける物質の2つの排泄ルートのうち排便が滞る
 

STEP.2
もう一つは皮脂。
 

STEP.3
便秘になりそのルートが滞ると、皮脂のルートから老廃物等を排泄しようとする
 

STEP.4
皮脂の分泌が高まり、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビ等の肌トラブルを招く

 

もう一つの理由がこうです。

 

STEP.1
消化器官は普段、いるものいらないものを分別し、吸収、排泄している
 

STEP.2
しかし便秘になって腸の中に不要物がとどまると、腐敗や酸化が起こる
 

STEP.3
それらの濃度が高くなると体はまたこの不要物を取り込んでしまう
 

STEP.4
有毒刺激物質は体内をめぐり、皮脂腺からも分泌される
 

STEP.5
ニキビや肌荒れの原因となる

 

つまり、『有害物質の摂取・蓄積』があると、それが『皮脂腺』という排出ルートから外に出ようとします。したがって、有害物質というものはとにかく皮膚に触れても、体内に摂取してもニキビの原因となるのです。

 

先生

ニキビは有害物質を排出しようとして表れている症状の場合もあるからね!そういう事実もあるんだ!

なるへそ!

ハニワくん

有害物質が原因だと疑われる症状

下記の記事に『有害物質が原因だと疑われる症状』について書きましたが、ここでは『有害物質との関連が指摘されている疾患』について本から一部を引用してみましょう。

 

 

有害物質との関連が指摘されている疾患

疾患 関与している有害物質
多動症(ADHD) ビスフェノールA、鉛、水銀、フタル酸、PCBs
アレルギー、喘息 アンチモン、ビスフェノールA、カドミウム、ホルムアルデヒド、カビ、ニッケル、フタル酸
がん アルミニウム、ヒ素、ベンゼン、ビスフェノールA、カドミウム、電磁波、ホルムアルデヒド、ヘテロサイクリックアミン、鉛、ニッケル、テトラクロロエチレン、フタル酸、塩化ビニル、ポリ塩化ビニル(PVC)、ダイオキシン、、残留性有機汚染物質(POPsPersitent Organic Pollutants、ダイオキシン類やPCB、DDTなど)
糖尿病/インスリン抵抗性 ヒ素、ビスフェノールA、カドミウム、電磁波、PCBs、有機溶剤、塩化ビニル、PVC、ダイオキシン
化学物質過敏症 ベンゼン、ホルムアルデヒド、カビ、テトラクロロエチレン、農薬、PCBs、有機溶剤、PVC、ダイオキシン

参照『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる』

 

ここに例えば『ダイオキシン』と出てきましたね。これは有名な大気汚染物質であり、立派な有害物質です。その他、『身の回りにある有害物質(外出先)』という形で本にあるのはこういう物質です。

 

  • 身の回りにある有害物質(外出先)
  • 大気汚染(ダイオキシン)
  • 騒音
  • 排気ガス
  • 農薬や駆虫剤
  • スチレン容器
  • プラスチック製品
  • ビニール製品
  • 精巣などに使われる消毒液

 

 

まさに大気汚染というのはこのダイオキシンのことを言うのですが、この有害物質のせいで、ニキビ以外にも様々な問題が起きてしまいます。『がん』という重病を患うリスクもあるとありますよね。

 

『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる』にはこうあります。

空気中の有害物質

空気中に浮遊している有害物質もあります。PM2.5をはじめとする大気汚染、車や飛行機の排気ガス、中国から飛んでくる黄砂の中には工場からのダイオキシン、水銀などさまざまな物質が潜んでいます。これらは呼吸をしただけで体内に取り込まれます。

 

更に本では、『屋外の大気の問題だけではない』として、

 

  • 新築の家によくある壁紙の接着剤や新しい家具の塗料
  • おもちゃやプラスチックのケースなどに含まれるダイオキシン
  • 建物の清掃に使う消毒液やシロアリ駆除剤
  • 洗浄用の薬剤(パイプ掃除、窓ガラス掃除、キッチン周りの掃除など)
  • リフォームや日曜大工などで使うペンキ
  • シーツや洋服のドライクリーニングで使われる有機溶剤

 

等、屋内にある有害物質についても説明しています。そう考えると、先ほどの『有害物質とニキビ』の流れを考えたとき、これらの身の回りにある有害物質に触れ、体内に取り入れるだけで、ニキビが出来る可能性は十分にあり得るのです。

 

 

先生

神経質になる必要はないけど、有害物質が至る所にあるという事実を理解することは大事だね!

なるへそ!

ハニワくん

 

汚れた空気もニキビの原因

 

便はデトックスの95%を占める

下記の記事に書いたように、

 

 

体内毒素は、

 

  • 便=75%
  • 尿=20%
  • 汗=3%
  • 爪=1%
  • 髪=1%

 

の割合で体外に排出されるので、ほとんどが大便と小便から出るのですが、便秘になるということは、そのうちのほぼ8割を占める『強力な排出ルート』が使えないことになります。その時点で、体は体内毒素をうまく排出できず、あらゆる問題を生じやすくなります。だから便秘の改善はニキビの予防と対策にとって、欠かせないものです。

 

 

インペリアル・カレッジ・ロンドンで生物学の学士号と修士号を取得したのち、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンおよびロンドン動物学協会で進化生物学の博士号を取得したアランナ・コリンが2016年に書いた『あなたの身体は9割が細菌』にはこうあります。

下痢というのは細菌と免疫系、双方にとって好都合な仕組みだ。細菌は外に出て新しい宿主にとりつくために、免疫系は病原体とその毒素を洗い流すために、下痢を利用する。

 

 

下痢の場合、ただ体内毒素(腸内細菌の死骸)だけが外に出るだけじゃなく、中にいる細菌が『新しい宿主』を求めて外に出るのですが、どちらにせよ人間は、その病原体と毒素を外に出せるので、健康を維持することができます。人間が健康に生きようと思ったら、

 

  • 食事
  • 睡眠
  • 運動
  • 排泄
  • ストレス

 

5大要素の最適化を避けて通ることは絶対にできません。以上の事実を考えたとき、現代社会に住む我々はもはや、大気汚染も含めた有害物質と距離を置いて生きていくことはできそうもありません。

 

  • 合成界面活性剤
  • ダイオキシン
  • 化学物質
  • 抗生物質
  • 人工調味料

 

人々は利便性(エゴ)を追求し、自然(環境・エコ)を大きく乱したのです。そのおかげで生活が便利になり、寿命が倍になりましたが、その代償に払ったものがあるんですね。

 

 

先生

便さえ出ていれば人は健康でいられるということだから、皆は無意識に最高のデトックスを毎日行えているっていうことになるね!

なるへそ!

ハニワくん

デトックスの方法

ですから各人が5大要素を最適化することに力を入れる必要があります。今回のテーマで言えば『排泄(デトックス)』ですよね。『毒だらけ 病気の9割はデトックスで防げる』にはその方法として、いくつかのポイントをまとめています。

 

バリア機能を高める

  1. 皮膚のバリア機能
  2. 炎症を静める
  3. 低酸素状態も炎症を引き起こす
  4. 消化しやすい食べ物を摂る

体の排泄機能を高める

  1. まずストレスのケアをすること
  2. 睡眠はとても大切
  3. 夜間に激しい運動をするのは避ける
  4. ミネラルは解毒にとても重要
  5. 体を弱アルカリ性に保つ
  6. 胃腸を元気にする

有害物質を解毒してくれる体をつくる

  1. 腸を良い状態に保つ
  2. 肝臓は解毒・排泄に重要な働きをする
  3. 腎臓を大切にする
  4. リンパの流れをよくする
  5. 汗をしっかりかく

積極的に解毒する

  1. 体にやさしい解毒から始める
  2. 遺伝子トラブルによって起こる問題を解決する

解毒を助けてくれる食べ物とサプリメント

  1. 生野菜や果物を多く摂る
  2. 油はできるだけ生で摂る
  3. 意識してアルカリ性食品を食べる
  4. 解毒にいいミネラルを食べ物で摂る
  5. 短鎖脂肪酸や乳酸菌を多く含む食べ物、発酵食品が良い
  6. 脂溶性のビタミンは免疫力を高める
  7. 皮膚からの解毒も
  8. サプリメントを上手に利用する

 

一つ一つ詳細を挙げたら膨大な量になるので、詳しくは本を買ってご覧ください。当サイトでも関連した記事はいくつかありますので、参考にしてください。

 

ワキガや体臭に有効な野菜は?『もずく、メカブ、パクチー、パセリ、大根』に注目!

 

注意深く見たいのは、ここには5大要素が確実に入っているということですね。『過度な運動』も『適度な運動』をするべきですから、これは運動の最適化ということになります。食事と睡眠についてありましたし、内臓もストレスによってダメージを受けます。

 

 

つまり、これら有害物質の問題を考えるとき、5大要素の最適化は絶対にないがしろにはできません。ニキビを確実に治し、確実に予防・対策をするということは、この現代社会ではそう簡単なことではないということがわかりますね。下記の記事に書いた、

 

 

『パプアニューギニアの高地や、インドネシアのスラウェシにあるシージプシー・ビレッジ(漂流民の村)で暮らす人にニキビはない』という事実を考えたとき、『先進国の言う現代社会というのは、人間の最高到達地点ではない』というイメージが頭をよぎります。

 

 

 

先生

有害物質を避けて生きることはできないからね!デトックスの方法を理解することが大切だね!排泄をしていれば大体が解毒できるしね!

なるへそ!

ハニワくん

 まとめ✔

  1. 肌が汚れると有害物質などが付着し、ニキビの原因となる。
  2. 有害物質というものは皮膚に触れても、体内に摂取してもニキビの原因となる。
  3. 有害物質のせいで『がん』という重病を患うリスクもある。
  4. 有害物質はありとあらゆる場所にある。
  5. 体内毒素はほとんどが大便と小便から出る。
  6. 便秘の改善はニキビの予防と対策にとって、欠かせない。
  7. 人々は利便性(エゴ)を追求し、自然(環境・エコ)を大きく乱した。
  8. デトックスの方法を理解する。
  9. 先進国の言う現代社会というのは、人間の最高到達地点ではない。

関連記事とSNS

他の関連記事を探す

ワキ汗を(ウェットティッシュ等で)拭くのはワキガ対策になる? 子供や未成年はワキガ手術してもいいの?何歳から出来る? 岩盤浴やサウナでワキガが改善する?ワキガの人がそれらで汗をかくと臭くなる? サプリや石鹸などのわきが対策グッズは効果があるの? ワキガ治療の『注射、ミラドライ、超音波、レーザー治療』を徹底解明!反転法(直視下手術法)との比較

SNSでこのカテゴリーの知識を強化する