『ヒト』を最適化しよう。

薄毛は親のどちらから遺伝する?遺伝するのは薄毛体質だけじゃなかった!

各専門書の見解

いくつかの参考文献を参考にして考えてみましょう。『ササっとわかる薄毛の悩み解決最前線』(講談社)にはこうあります。

薄毛は必ず『遺伝』するのか?

 

おじいちゃんやお父さんが薄毛だから自分も薄毛になる、という考え方は、当たっている部分もあり、間違っている部分もあります。たしかに『ハゲやすい体質』は親から子へ伝わります。その体質は優性遺伝だということもわかっていて、女親からの遺伝が影響する、つまり母方の祖父からその体質を引き継ぐともいわれています。ただ、その体質がAGAとして発症するかというと、かならずしもそうはいえないのです。

 

続いて、『最後に読む育毛の本』にはこうあります。

まず薄毛で悩む人の多くは男性型脱毛症(AGA)ですが、主な原因は4つあります。『男性ホルモン』『酵素』『遺伝』『年齢』

 

続いて、『医師による切らない薄毛・抜け毛・円形脱毛症最新治療―豊富な症例数が信頼の証し』にはこうあります。

この男性型脱毛症は、この症状になりやすい体質とそうでない体質があること分かっています。私は患者さんがこの体質化どうかは、髪を数本抜いて行う遺伝子検査でチェックしています。(中略)それでは、なぜ遺伝子検査によって、男性型脱毛症かどうかが判断できるのかを説明しましょう。それは、男女を問わず、ジヒドロテストステロンに対して感受性が強い(男性型脱毛症になる)体質と、感受性がない(男性型脱毛症にならない)体質が遺伝的に決まっているからです。

 

続いて、『医療で治す薄毛の悩み』にはこうあります。

男性はみんなテストステロンをもっていますが、若い内から薄毛になる方もいれば、中高年になってもフサフサと髪が生えている方もいます。この違いは、5α-リダクターゼの働き方の強さと、男性ホルモンに対する感受性の強さが異なるからです。Ⅱ型の5α-リダクターゼの働きが強いほど、DHTは大量に作り出され、さらにその作用を受けやすい性質の人ほど薄毛は進行しやすくなります。薄毛の原因に遺伝が含まれるのは、こういった性質が親から子へと遺伝するからです。

 

どの参考書にも、ジヒドロテストステロンが作られやすい体質とそうでない体質は、遺伝によって決まるという風に書いてありますね。

 

ただし、気を付けるべきなのは遺伝というのは必ずしも強く影響するわけではないということです。『遺伝によってすべてが決まる』のではなく、『体質は遺伝される』というニュアンスの方が正しいですね。

 

先生

往々にしてやっぱり遺伝はあるって認めてるけど、確実に遺伝すると明言している専門家は一人もいないからね!
なるへそ!

ハニワくん

遺伝する確率はそう高くはない

先ほど薄毛になる要素として、

 

  • 『男性ホルモン』
  • 『酵素』
  • 『遺伝』
  • 『年齢』

 

が挙げられていましたが、このすべての要素がそろっていても薄毛にならない人も存在ます。ですから、母親が薄毛だからといって必ずしも薄毛になるとは限りませんので、過度に心配する必要はありません。

 

また逆に、無意味に安堵することもNGです。この遺伝子は隔世遺伝するケースもありますので、自分の母親が薄毛でないとしても、祖母から薄毛の遺伝子を受け継ぐこともあります。そのため、母親は髪が豊かだから大丈夫だと思うことなく、増毛のための努力を払うとともに、薄毛を引き起こすようなリスクをできるだけ避けることが肝心です。

 

先生

祖母から遺伝することもあるんだったら、もう、母方の祖父とか関係なく、とにかく油断はできないってことだね!
たしかに!

ハニワくん

 まとめ✔
  1. 母方の祖父からハゲやすい体質を引き継ぐ。
  2. その体質がAGAとして発症するかというと、かならずしもそうはいえない。
  3. ジヒドロテストステロンが作られやすい体質とそうでない体質は、遺伝によって決まる。
  4. 遺伝する確率はそう高くはないが、油断はできない。
  5. 『実際に祖父母や親から伝わる生き方』は、X染色体の遺伝よりも注意が必要かもしれない。
1 2 3 4 5 6 7