『ヒト』を最適化しよう。

枕なしの睡眠が育毛に有効?睡眠時間と就寝時間を最適化して『薄毛に有効な睡眠』を得よう!

寝ている間に成長ホルモンが出る!

良質な睡眠は髪の毛にいい影響を与えます。人は寝ている間に成長ホルモンを分泌させますから、その成長ホルモンが毛を生やす元の毛母細胞を活性化させて、結果的に髪の毛の成長を促すんですね。

 

STEP.1
良質な睡眠
 
STEP.2
成長ホルモンを促す
 
STEP.3
毛母細胞を活性化
 
STEP.4
髪の毛の成長を促す
 

 

まずは『睡眠と成長ホルモン』について考えていきましょう。『スポーツ科学バイブル』にはこうあります。

成長ホルモンの分泌はノンレム睡眠期に高く、レム睡眠期には低下している。ノンレム睡眠期では体温が一日の中で最も低下し、全身の筋肉の運動が見られなくなる。このような状態においてはエネルギー(ATP)の消費が少ないので、筋肉細胞中にエネルギーが大量にプールされる。この豊富なエネルギーが筋肉づくりに回るわけである。

 

(中略)生理学で説明すると、睡眠に入るとたんぱく質の合成を抑制するホルモンであるグルココルチコイドの分泌が低下するため、たんぱく質合成が活発化すると、それに加えて睡眠に入ってから最初のノンレム睡眠(深い眠り)が始まると成長ホルモンの分泌が活発になり、筋肉のたんぱく質合成が活発になるという二つの内分泌要素が働くというわけだ。

 

睡眠には、

 

  • レム睡眠
  • ノンレム睡眠

 

の2種類があります。レム睡眠というのは基本的には浅い眠りで、ノンレム睡眠は脳も眠りに入った深い眠りです。人間は、一晩の睡眠でこのレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているのです。成長ホルモンの分泌はこのうち『ノンレム睡眠期』に高く分泌されることがわかっていますので、『良質な睡眠』というキーワードがちらついているわけですね。

 

成長ホルモンが分泌される睡眠
ノンレム睡眠

 

先生

良質な睡眠、つまり熟睡できるノンレム睡眠を取って、成長ホルモンを分泌させられれば、毛母細胞にいい影響を与え、育毛に繋がるんだね!
なるへそ!

ハニワくん

睡眠中に成長する髪の毛の土台(毛母細胞)

このようにしてとにかく人間は、睡眠中にたんぱく質を合成させて、

 

  • 筋肉
  • 細胞

 

などを作ったり成長させるのです。下記の記事にも書きましたが、

 

頭皮に毛包炎やニキビがあると若ハゲや薄毛の原因になる?頭皮のできもの(吹き出物)と薄毛の関係性

 

『ササっとわかる薄毛の悩み解決最前線』(講談社)にはこうあります。

毛髪が生えるのにもっとも大事なのは『毛包』

 

毛髪のうち、頭皮から外に出ている部分が毛幹、埋もれている部分を毛根といい、毛根は毛包に包まれています。ひとつの毛包には2~3本の毛根が包まれていることもあります。髪の毛をつくったり成長させたりするのは、毛根の根元にある毛球部の毛乳頭と毛母細胞です。

 

この毛球部が、髪の毛を作る工場ともいえる大事な部分です。毛乳頭が血中のホルモンから指示を受け、『髪の毛をつくりなさ』という命令を下すと、毛母細胞は細胞分裂をさかんに行い、髪の毛を成長させます。この細胞分裂がすすんで角化したものが毛穴から出ていき、外側から見える『髪の毛』となるのです。

 

この髪の毛の発生には立毛筋の付着部にある膨大部(バルジ)の細胞が幹細胞として深くかかわっているといわれています。細胞分裂やはがて止まり、髪の毛は抜け落ちますが、毛包の中では次の新しい髪の毛をつくる準備をしています。

 

頭皮には『毛母細胞』という細胞があり、そこでは、毛乳頭からの指令を受けて細胞分裂をし、髪の毛のもとを作っています。毛乳頭というのは、血中からホルモンを受け取り、毛母に対して細胞分裂の指令を出すところです。

 

 

つまり、睡眠によってこの毛母細胞が活性化されれば、『髪の毛を作ろう』という指令が滞りなく行き渡るようになり、無事に髪の毛が生えるという仕組みなのです。

 

先生

髪の毛の土壌は毛母細胞。毛母細胞は頭皮にあって、コラーゲンがそこに大きく関わっている。色々な要素が混ざって元気な髪の毛は成り立つんだね!
うーむ、なるほど!

ハニワくん

ノンレム睡眠を効率的に得るためには

では、『良質な睡眠=ノンレム睡眠』ということはわかりましたが、ノンレム睡眠を効率的に得るためにはどのようなことに注意すればいいでしょうか。

 

『スポーツ科学バイブル』にはこうあります。

さて、ノンレム睡眠にはいくつかの特徴がある。まず眠りに入って1時間後くらいから約2~3時間続く。また午前中の眠りではノンレム睡眠に入りにくく昼寝(午睡)では比較的入りやすいという特徴がある。これを考えると、合宿等での昼寝は身体づくりのダメ押しの一手と言える。

 

  • 午前中は入りにくい
  • 昼寝が入りやすい
  • 眠りに入って1時間後くらいから約2~3時間続く

 

というキーワードが出てきました。これを考えたとき、まず推奨されるのが『規則正しい生活』です。基本的に人間とは、やはり朝に起きて昼間は活動し、夜に寝るのが前提で生きるように設定されている生き物です。夜行性の動物がいることからもわかるよういん、この世には夜行性の生き物もいますが、人間は夜行性ではないのです。

 

 

例えば、『あたらしい栄養事典』にはこうあります。

Q.たくさん寝ているのに疲れがとれにくいのはなぜ?

 

A.疲れがとれていないということは、熟睡できていない可能性が考えられます。原因はいろいろありますが、栄養不足もそのひとつ。スムーズな眠りのためにはメラトニンというホルモンが必要ですが、これらはたんぱく質やビタミンB6を材料につくられます。肉や魚に豊富なので、あまり食べない人は不眠になることがあります。

 

ここで出てきたのが『メラトニン』というホルモンです。これを更に詳しく調べてみましょう。

 

『ササッとわかる「SAD 社会不安障害」 あがり症の治し方』にはこうあります。

人間が持っている『生体リズム』とセロトニン

 

人間の体には、原始から備わった生体リズムというものがあります。朝、日が昇ると目が覚め、日中に活動して日が沈むと眠るというサイクルです。セロトニンは、この生体リズムに合わせて分泌されることがわかっています。

 

昼夜逆転の生活をする人も多い現代ですが、長い年月をかけて人間が獲得してきた生体リズムは、私たちの身体にすりこまれた変えがたいリズムです。このリズムに沿って活動することで、セロトニンはうまく働くようになります。

 

食事からとり入れられたL-トリプトファンという成分は、体内でセロトニンに合成され、さらにメラトニンへと変化します。メラトニンは睡眠リズムをつかさどる物質で、このメラトニンが安定的に働くことで良質な睡眠を得られるようになります。

 

出てきたキーワードは、

 

  • セロトニン
  • L-トリプトファン
  • メラトニン
  • 良質な睡眠

 

ですね。あがり症やうつ病などの精神的な病気は、脳内の『セロトニン』という報酬系物質が不足することが原因の一つだと言われています。ですから、ぐっすりと良質な睡眠をとるだけでそういう心の病気にもいい影響を与えるということですね。

 

  • L-トリプトファン→セロトニン→メラトニン→良質な睡眠

 

という流れがあるわけです。良質な睡眠のためにはこのすべての要素が必要不可欠です。L-トリプトファンというのはたんぱく質を構成しているアミノ酸の一種です。体内では合成されないので、食物からとることが必要です。これがとれる食品は、

 

  • ピーナッツ
  • アーモンド
  • 牛乳
  • ヨーグルト
  • ゴマ
  • チーズ
  • アボカド
  • 豆乳
  • 納豆
  • バナナ

 

等になります。また先ほど『メラトニンにはビタミンB6とたんぱく質が必要』と出ていましたが、バナナは、

 

  • L-トリプトファン
  • ビタミンB6
  • ブドウ糖

 

の全てを兼ね備えていて、セロトニン生成にとって有効な食物です。ブドウ糖がなければL-トリプトファンを脳まで効率よく運べないので、このバランスが整っていることが大切なのです。

 

 

朝起きて、昼に活動して、夜に寝る。そしてL-トリプトファンとビタミンB6を摂取し、セロトニンを生成して、メラトニンを作り、良質な睡眠を得ることが大切です。そういう『規則正しい生活』が、何よりも基本として大事にするべきポイントですね。

 

STEP.1
L-トリプトファンを摂る
 
STEP.2
体内でセロトニンが合成される
 
STEP.3
セロトニンがメラトニンに変化する
 
STEP.4
メラトニンのおかげで良質な睡眠が得られる
STEP.4
日中が活動的になりセロトニンが増える
 
STEP.4
精神安定の基盤となる
 

 

先生

良質な睡眠は、髪の毛以外の様々な問題にいい影響を与えるよ!免疫力も上げるし、知識を固めるのも睡眠中だからね!
なるへそ!

ハニワくん

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