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2018年鑑賞映画(IQ.)

目次

2018年

 

『シュガーラッシュ・オンライン』

10年以上、SEOやインターネットと真剣に向き合ってきたからこそ、この作品の細部にある様々な要素が光って見える。そして登場する歴代のディズニーヒロインたち。これは、大人にも子供にも、とっても贅沢な映画だ。

 


参考
『シュガーラッシュ・オンライン』youtube

 

『キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け』

足るを知る者は富む。これは三教、つまり仏教、道教、儒教すべてで教えていることだ。しかしブッダはこうも言った。『人の欲望というものは、たとえヒマラヤの山を黄金に変えたところで満たされることはない。』

 


参考
『キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け』youtube

 

『ドラゴンボール超 ブロリー』

映画に優劣はつけない主義だ。どんな映画も真剣に観れば何かしらの教訓がある。だが、こう言わざるを得ない。この映画が、今年最高の映画だったと。悪いがこれは、理屈を超越しているのだ。


参考
『ドラゴンボール超 ブロリー』youtube

 

『DESTINY 鎌倉ものがたり』

日本の映画は、まず観ない。観ようとも思わない。それが正直な本音だ。だから『最高の映画』を見過ごす機会損失が起こっている。もしジブリがこの映画をやるなら確実に観るだろう。この映画はそういう映画だ。そういう、素敵な映画だ。

 


参考
『DESTINY 鎌倉ものがたり』youtube

 

『来る』

なんてすばらしい映画だ!是非ともすべての人間がこの映画を観るべきだ!見ない人がいるなんて信じられない!見ないト ってッテッテ、ここ コココ 死…死・・・死ヌ ・カカカカカ血・血ま・レレレ…  …来

 


参考
『来る』youtube

 

『くるみ割り人形と秘密の王国』

不思議の国のアリスと同じような話だが、もちろんまるで違う物語。この映画を観ている間は、子供からすればとても贅沢で、楽しい時間だ。ディズニーの世界はいつだって夢と魔法に包まれていてほしい。

 


参考
「くるみ割り人形と秘密の王国」youtube

 

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

人生を生きていると、思ってもみない事態に巻き込まれる時がある。だが、フォスディックは言った。『A弦が切れたら残りの三本の弦で演奏する。これが人生である。』我々は生きるだけだ。いや、『生き貫ける』のだ。

 


参考
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』youtube

 

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』

ハリーシリーズは尻すぼみになっていった印象もあるが、それはある種、準備が整っていなかったからだ。だが、圧倒的な基礎を積んだこれからは違う。後になるほど興味深い展開になる予感がする。冒険はこれからだ。

 


参考
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』youtube

 

『ボヘミアン・ラプソディー』

フレディ・マーキュリーという伝説の男がいた。しかしそれは本名ではなかった。そして順風満帆だったはずの彼自身の人生も『真実の姿』ではなかった。では一体彼の真の姿とはなんなのだろうか。そして彼が『伝説』なのはなぜだろうか。

 


参考
『ボヘミアン・ラプソディー』youtube

 

『ノクターナルアニマルズ』

ゴッホは『美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ。』と言い、宮沢賢治は『永久の未完成、これ完成である。』 と言った。では、人間の弱さや醜さ、後悔や欲望といったものすべてが美しいのだろうか。私はそうは思わない。

 


参考
『ノクターナルアニマルズ』youtube

 

『Stay』

『支離滅裂な夢は、前頭連合野という監督のいない映画のようなものだ』と、ある脳科学者は言った。海馬にある記憶が夢の中に様々な人物を登場させ、ある役割を演じさせる。では、この人生は夢ではない?その答えは人生が終わる時に思い知るだろう。

 


参考
『Stay』youtube

 

『スパイ・レジェンド』

周りを見渡せば逆らえない人間関係やしがらみはある。その常識とも言える檻の中で生きる人にとっては、檻の外に生きる人が敵に見えることもある。だが、いざ檻の外へ出れば理解するのだ。鳥は本来自由であり、鳥かごにいるべきではないことを。

 


参考
『スパイ・レジェンド』youtube

 

『ヴェノム』

もともと彼は負け犬ではない。彼の周りにいる人間が負け犬だから、権力に屈して人に優劣をつけているのだ。彼はとても優しい。だが、勇気がないことも確か。そんな彼に『あるもの』が寄生した。それは彼の人生をどう変えていくのだろうか。今後も楽しみだ。

 

監督 ルーベン・フライシャー
脚本 スコット・ローゼンバーグ
ジェフ・ピンクナー
ケリー・マーセル
ウィル・ビール
原作 デイビッド・ミッチェリニー
トッド・マクファーレン
『ヴェノム』
製作 アヴィ・アラッド
マット・トルマック
エイミー・パスカル
出演者 トム・ハーディ
ミシェル・ウィリアムズ
リズ・アーメッド
スコット・ヘイズ
リード・スコット


参考
『ヴェノム』youtube

 

『High crimes』

コバンザメやハイエナ、寄生虫や悪玉菌のことをどう思うだろうか。害虫はどうだろうか。人間に害を与えるあらゆる天敵はどうだろうか。『邪魔な存在』だろうか。『生きていなければいい』と思うだろうか。それとも、同じ一つの命だと思うだろうか。

 


参考
『High crimes』youtube

 

『ペンタゴン・ペーパーズ』

ナウシカの『腐海』のモデルが、人間が出した公害を浄化した『有機水銀分解菌』だと知っていただろうか。つまり私はこの話よりも『動き』に興味がある。人間だけではない。一体なぜ世界に目を向けると、このような『動き』があるのだろうか。

 


参考
『ペンタゴン・ペーパーズ』youtube

 

『スリー・ビルボード』

昔、敵討ちが認められていた時代があった。敵討ちでないなら殺人だと判断されたのだ。だが法律が変わった。そして1940年以降、寿命が延びる代わりに代償を払い、多くの現代人が病を患った。では、一体いつの時代の、何が正しいのか?

 


参考
『スリー・ビルボード』youtube

 

『ボストン ストロング』

『パトリオット・デイ』の後に見るとより一層深くなる。被害者に『被害者意識を持つな』と言ってもそれを受け入れられる人は少ない。だが、最後には立ち上がる。自分の意志と足で立ち向かい、前を向く。そのために目が前についているのだから。

 


参考
『ボストン ストロング』youtube

 

『レッドスパロー』

別役実は言った。『エゴイズムでない人間は、精子の段階で消滅する。』そしてそれは人だけではない。人には心があり、それが物事を複雑化させているが、その他の生命に起きていることを見ると、人とそう大差はない。皆、生きるために必死なのだ。

 


参考
『レッドスパロー』youtube

 

『キャスト・アウェイ』

人間には選択肢が与えられている。それも、無限の選択肢だ。だが、多くの人はそうは思わない。なぜなら朝起きて見る光景が、いつも通りだからだ。昨日の延長線上にあると思う。だから限られていると思う。だが違う。本当は、違うのだ。

 


参考
『キャスト・アウェイ』youtube

 

『ティファニーで朝食を』

バーナード・ショーは言った。『自由は責任を意味する。だからこそ、たいていの人間は自由を恐れる』。 いいんだ。それもこれも含めて、たった一度の人生だ。大切なのは『檻の中』が一体どこなのかということを知る勇気だ。

 


参考
『ティファニーで朝食を』youtube

 

『グリーン・インフェルノ』

子供は絶対に見るべきではない。だが問題なのは『この映画に子供が出ている』ということだ。教訓はあった。『人は真理から逸れることはできるが、それは一時的であり、かつ範囲が狭ければ制裁を受けるまでの時間は長くなる』ということだ。

 


参考
『グリーン・インフェルノ』youtube

 

『イコライザー2』

人はいつか必ず死ぬ。だが、その死ぬ時期を『他人』が定めた場合、その人物も誰かによって死期を定められることになるかもしれない。昔、仇討ちが認められていた時代があった。それは一体なぜだろうか。人は死ぬ。しかし、人には『心』がある。

 


参考
『イコライザー2』youtube

 

『SAFE』

安全(SAFE)だと思っていた妻、そして少女。しかし安全ではなかった。裏組織に狙われ、踏みにじられたのだ。だが、安全じゃないのは彼らも同じだ。出してはいけない人間に手を出した。男と少女は安心を求めて、金庫(SAFE)の中身を手に入れられるか。

 


参考
『SAFE』youtube

 

『クワイエット・プレイス』

ヘレンケラーは言った。『盲目であることは、悲しいことです。けれど、目が見えるのに見ようとしないのは、もっと悲しいことです。』 究極の状況で、人が最後に目を向けるものは何だと思うだろうか。そう。『愛』だ。愛はとても尊い。

 


参考
『クワイエット・プレイス』youtube

 

『リバティーン』

太く短い、詩のような人生を送る人は稀である。詩で唄うのは簡単だが、その人生を生きてみせることは、容易ではない。かの歴史的英雄ナポレオンは、あまりにも惨めな最期を迎えたという。だが、生きた。図太い人生を逞しく生きるか、賢く生きるか。

 


参考
『リバティーン』youtube

 

『パーフェクト・ワールド』

シェイクスピアは言った。『我々の人生は織り糸で織られているが、良い糸も悪い糸も混じっている。』 これを『人間性、人格』と捉えたとき、確かにそれはその通りである。この世に善い人などいない。いるのは人間だ。人間は愚かで、美しい。

 


参考
『パーフェクト・ワールド』youtube

 

『イコライザー』

この世に神はいない。神(真理)は『ある』ものだ。つまり、ときに(一時的に)人間やその他の存在の『間違い』は、まかり通る。だが、もし自分の目の前で理不尽が行われたら、調整が行われるラグの間どうすればいいと思うだろうか。

 


参考
『イコライザー』youtube

 

『Man On Fire』

人の使命はその文字通り、『命を使い切る』ことだ。命を救う立場にある医師は、一人でも多くの患者を救うために全力を尽くしたいと願う。では、まだ幼い無辜な命を奪われた人間が取るべき選択肢とは?人はその時どう判断するのが最善なのだろうか。

 


参考
『Man On Fire』youtube

 

『ザ・プレデター』

物心ついたときから家にあったビデオテープがある。それが『プレデター』だ。およそ30年間の歴史があるこの作品に、音楽に、世界観に触れることは感慨深いものである。そして今回我々は知ることになる。彼らがなぜ『脊髄』をはぎ取っていたのかを。

 


参考
『ザ・プレデター』youtube

 

『ブロークンシティ』

ショーン・コネリーは言った。『常に真実を話さなくちゃならない。なぜなら真実を話せば、あとは相手の問題になる。』しかしこの世にはそれを隠蔽し、自分の思い通りに物事を運ぼうとする人間がいる。…だが違う。コネリーの言う通りになる。

 


参考
『ブロークンシティ』youtube

 

『フローズン・グラウンド』

リビドー(性的衝動)は時に、人を暴走させる。話がこじれて、事態が深刻化する。だが、虫や動物がどんなに異常な交尾をしても人には関係ない。これは、あってはならない真実の物語である。そして、虫や動物には関係ない。

 


参考
『フローズン・グラウンド』youtube

 

『MEG ザ・モンスター』

かつて、ティラノサウルスよりも強い歯を持った『メガロドン』というサメがいた。そのサメが、海底深くにいまだ生息していたのだ。命を懸け、犠牲を出し、やっと捕まえた海の魔物。…だがおかしい。痕跡にあった歯形と違うのだ。

 


参考
『MEG ザ・モンスター』youtube

 

『アントマン』

蟻はちょっと…主役に華がない…ヒーロー多すぎ…。それが観なかった理由だ。だが、観ると面白い。それがマーベルの力だ。『アントマン&ワスプ』も観ずにはいられなくなる。

 


参考
『アントマン』youtube

 

『フェイシズ』

フロストは言った。『人は不快な記憶を忘れることによって防衛する。』人間の自己防衛本能は強い。過去の未練を断ち切り前に進もうとするときも、力を求めるときも、根底にはその本能がうずいている。だが、それよりも強い力がある。『愛』だ。

 


参考
『フェイシズ』youtube

 

『ボディ・ハント』

引っ越し先の隣人は、どこか放っておけなくて優しかった。母親が近づくなと言っても、聞く耳を持つ必要はないと思った。だが、その隣人の少年には誰にも言えない秘密があった。キーワードは『キャリー・アン』。…それは彼の人生に一生まとわりつく。

 


参考
『ボディ・ハント』youtube

 

『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』

どれも20分の短編映画で、米林監督以外の作品はジブリの雰囲気すらないが、どれも平均的に惹きつけられるだけの魅力があった。人間本位な自分たちや、勇気を持って生きることの大切さを再確認できた。今後のポノックに期待だ。

 


参考
『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』youtube

 

『Dr.パルナサスの鏡』

ヒース・レジャーが急死してしまったことが原因なのか、あまりまとまりがなく、観ても観なくてもどちらでもよかった作品だ。ぶっ飛びすぎているわけでもなく、感動的でもない。彼の最大の遺作は、『ダークナイト』だ。

 


参考
『Dr.パルナサスの鏡』youtube

 

『ナインスゲート』

人間の思考の力は時に想像を絶することがある。例えば、火のついた鉄を見せたあとに目隠しをし、冷たい鉄を頬にあてる。すると、脳が誤解し、頬に火傷を作らせた例がある。さて、この世に『悪魔』は存在するのか?答えを知るのは『脳』である。

 


参考
『ナインスゲート』youtube

 

『フォレスト・ガンプ』

単純作業しかできない人間は、往々にして揶揄される対象である。だが、人生の黄金律に、『愚直にやるべきことをやり続ければ結果が出る』というものがある。針を出すことしか能がないハリネズミが、才あるキツネに勝つことがある。それが人生だ。

 


参考
『フォレスト・ガンプ』youtube

 

『ミリオンダラーベイビー』

自分の寿命はいくつだと思うか。80歳?70歳?それともその半分以下?ゲレルトは言った。『ほがらかに死んでいくために、私は生きようと思う。』キーワードは『ブラックジャックとドクターキリコ』だ。この問題は各々で考えなければならない。

 


参考
『ミリオンダラーベイビー』youtube

 

『オーシャンズ8』

ほとんどブランド化された歴史的作品をリメイクしたり、違う角度から演出するのはリスクも伴う。だが、ゴースト・バスターズと一緒で、このオーシャンズ8は、全く遜色ない。セクシーでクレバーな『8人』の女性が大暴れするのをとくとご覧あれ。

 


参考
『オーシャンズ8』youtube

 

『トゥルーマンショー』

人間は恐らくこういう方向には行かないだろう。それはこの世に、本当に『神(真理)』が『ある』からだ。『それ』は最初からあり、遥か昔ならこの方向に傾いてもおかしくはなかった。だが、人間は気づき始め、その一線を超えないようになった。

 


参考
『トゥルーマンショー』youtube

 

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』

イーサン・ハントには本気で愛した女性が2人いた。しかし、英国に無敵の007がいるように、彼は世界最前線で戦い続けるトップスパイだ。果たして、イーサンの『結婚相手(居場所)』とは?彼の戦いはいつまで続くのか─。

 


参考
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』youtube

 

『ディスコネクト』

インターネットの存在はとても素晴らしい。人間に大きな可能性を与え、人類は新たなステージに立つことができた。だが、何事にも一長一短がある。一つ言えることは、ネットの有無は人間の本性を変えないということだ。

 


参考
『ディスコネクト』youtube

 

『Catch Me If You Can』

スウィフトは言った。『一つの嘘をつく者は、自分がどんな重荷を背負い込んだのか滅多に気が付かない。一つの嘘をつき通すために別の嘘を20個考えなければならないということを。』そう。この彼ほどの天才でも、いずれは重荷を下ろすのだ。

 


参考
『Catch Me If You Can』youtube

 

『マシニスト』

人間の精神は、とても繊細で、複雑である。しかし、『神の目線』にも似た俯瞰的な視点から見ると、その構造は虫や動物と同じ。『生き残ること』を優先しようとする。問題は、『何が』生き残ろうとしているかだ。そこが動物と人の差である。

 


参考
『マシニスト』youtube

 

『未来のミライ』

私の部下に、『結婚しなくていい』、『子供も諦める』と言っている男性の部下がいる。その選択肢を選べば楽になれるからだ。そこに責任がつきまとう限り、彼はその道を歩くことに自信がない。だが、この映画を観て知るべきだ。繋がれた、命の尊さを。

 


参考
『未来のミライ』youtube

 

『人生スイッチ』

芥川龍之介は言った。『運命は偶然よりも必然である。運命は性格の中にあるという言葉は決して等閑に生まれたものではない。』我々の前に無限に広がる選択肢は、あみだくじならぬ、さしずめ『あみだ道』。さて、明日はどの道を選ぶ?

 


参考
『人生スイッチ』youtube

 

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』

恐竜はなぜ滅びたのか。他の生態系と共生していくことは本当にできないのか。では、今ライオンやカバ等の猛獣と人間が共生しているのはなぜなのだろうか。人間と恐竜は、共生できるのだろうか。

 


参考
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』youtube

 

『アメリカン・アサシン』

フロストは言った。『人は不快な記憶を忘れることによって防衛する。』人間の自己防衛本能は強い。過去の未練を断ち切り前に進もうとするときも、力を求めるときも、根底にはその本能がうずいている。だが、それよりも強い力がある。『愛』だ。

 


参考
『アメリカン・アサシン』youtube

 

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

酷評している人間がいるらしいが、どうやら彼らはこの映画を『観てない』らしい。『見る』だけなら誰にでもできる。つまり、この映画はしっかりと描いている。ハン”ソロ”という男の誕生秘話を。映画は『観る』ものだ。

 


参考
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』youtube

 

『キラーインサイドミー』

北野武の映画『HANA-BI』を思い出すシーンもある。だが、命の尊さを考えるだけなら、そっちを観た方がいい。この映画の場合、ミステリーにしても愛の形にしても、『HANA-BI』の領域にまでたどり着けなかった、凡庸なレベルである。

 


参考
『キラーインサイドミー』youtube

 

『21g』

自分の目の前に広がっている、見覚えのある道。しかしそれが本当に『確かな道』かどうかはわからない。ある日、その道の途中で土砂崩れに遭い、違う道を歩くことを余儀なくされることがあるのが、人生である。21g。それは一体何の重さだろうか。

 


参考
『21g』youtube

 

『ナイトクローラー』

アインシュタインは言った。『結果というものにたどり着けるのは、偏執狂だけである。』この偏執狂の人間への見方は色々ある。アインシュタインの言ったような偉人たちも確かにその範囲内だ。だが、この主人公の場合はどうだ。そう。『異常』だ。

 


参考
『ナイトクローラー』youtube

 

『デッドプール2』

ヒーロー映画が溢れる中で、そのどれもこれもを観ていたら時間がもったいないし、依存であると考え、この作品は前作も観ないでいたのだが、結局観てよかった。あの品のない独特の生きざまは、彼の立派な個性だ。見終わるころにはそう確信している。

 


参考
『デッドプール2』youtube

 

『ゲティ家の身代金』

ショーペン・ハウエルは言った。『富は海の水に似ている。それを飲めば飲むほど、のどが渇いてくる。』かつて、人類史上一の財産を築いた男がいた。しかし、彼は本当に『成功者』だったのだろうか。その答えはこの映画でわかる。

 


参考
『ゲティ家の身代金』youtube

 

『モリーズ・ゲーム』

抑圧された人間の魂は、そこから解放されようと必死にもがく。ポイントは『抑圧』だ。つまり、自分が抑圧されていないと思えば別にそういう衝動には衝き動かされない。では一体彼女の身に一体何が起こったのだろうか?全ての人生には、理由がある。

 


参考
『モリーズ・ゲーム』youtube

 

『孤狼の血』

ある男は言った。『何が善悪か?健康が善で、病気が悪に決まってる。』ソクラテスは言った。『それなら病にかかり旅を止めたら、乗船するはずの船が難破して、命を救われた人がいた。それでも病は悪か?』 これは、人間の規範意識を揺り動かす映画である。

 


参考
『孤狼の血』youtube

 

『パシフィック・リム: アップライジング』

不思議な感覚になる。ロボコップやターミネーターの時代にこの映画があれば、間違いなく全世界を震撼させただろう。だが、今はこれが当たり前になっている。…この迫力は決して当たり前ではない。決して。

 


参考
『パシフィック・リム: アップライジング』youtube

 

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

キャラが登場しただけで鳥肌が立つ。そういう映画も珍しい。このアベンジャーズは間違いなく人間の限界を超え続ける最先端の創造物である。ドラゴンボールを超えることはできない。だが、彼らにある可能性は計り知れない。

 


参考
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』youtube

 

『レディ・プレイヤー1』

キューブリックの映画も観てる。インベーダーゲームもやった。ストⅡもゴジラもガンダムもそうだ。一体どうやって実現させたのか。地球よ。これが一流の人間が本気で創りあげた、最新のCGだ。全ての映画、ゲームファンは見逃すな。

 


参考
『レディ・プレイヤー1』youtube

 

『名探偵コナン ゼロの執行人』

とても感慨深い言葉を聞いた。『どんなに恨まれても、彼女を守れ』。ある歌詞の言葉にも『背負う覚悟の分だけ可能性を手にする』というものがあったが、人生で負う様々な負担を憂うようではまだまだ甘いのだ、と再確認させてもらった。

 


参考
『名探偵コナン ゼロの執行人』youtube

 

『ハウンター』

一人の少女が家を出ようと玄関のドアを開ける。しかし、なぜかそこには霧がかかっていて、外に出られない。一体少女は、なぜ外に出られないのだろうか。ーそのときだ。家の中に気配を感じた。(何者かがこの家にいる…)

 


参考
『ハウンター』youtube

 

『トレイン・ミッション』

人生を生きていれば、多くの人を見かける。その中には仲がいい人もいれば、悪い人もいるし、『顔見知り』程度のどちらとも言えない人がいる。しかし、その表面化されている人間関係はどこまで正しいだろうか。人間は愚かだ。しかし、温かい。

 


参考
『トレイン・ミッション』youtube

 

『ダーク・プレイス』

28年前、ある一家が惨殺された。しかし、その事件には生存者がいた。一人は被害者だ。その家族の3人娘の1人。そしてもう一人は、刑務所にいる当時少年だったその娘の兄だ。だが、その2人は『何か』を隠していた。それは一体何か。

 


参考
『ダーク・プレイス』youtube

 

『コロニア』

一度入所したら二度と出られないと言われている、ある極秘の宗教施設があった。実際には、40年間で脱走に成功した人間の数は、わずか5人である。そんな怪しげで危険な匂いのする施設に彼女が自ら飛び込んだ目的は何か。愛の力は偉大である。

 


参考
『コロニア』youtube

 

『リピーテッド』

毎日朝起きたら記憶がなくなっている。だから、目の前にある現実が『真実』かどうかがわからない。過去に囚われている人がいる中で、このような状況はある種幸福だ。だが、彼女の場合は違った。その過去に、大切なものがあったからだ。それは一体何か。

 


参考
『リピーテッド』youtube

 

『グランド・ジョー』

種田山頭火は言った。『ああ酒、酒、酒、酒ゆえに生きても来たが、こんなものになった。酒は悪魔か仏か、毒か薬か』。この映画では酒が『悪魔』であり『毒』であるということを思い知るだろう。過去ある男が悪魔と対峙し命をどう使うか。見逃すな。

 


参考
『グランド・ジョー』youtube

 

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

確かに『事件』は現場で起きているのであって、会議室で起きているのではない。だが、会議室は会議室で、重い責務を背負ってかじ取りをする人間がいる。これはその『会議室』の話だ。この映画と一緒に観たい映画がある。『ダンケルク』、『ヒトラー~最後の12日間~』、『英国王のスピーチ』である。『現場』であるダンケルクの様子が見れるし、ジョージ6世の喋り方の理由がわかる。ヒトラーの最期も見ておきたい。奥行きが何階層も深くなるだろう。

 


参考
『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』youtube

 

『キング・オブ・エジプト』

この手の映画はチープなものになるのが相場だ。だが、この映画はそうはならなかった。その理由は『命』だ。とある少年の命の使い方。人間が何よりも優先するはずの命の使い方が、高潔だったのだ。

 


参考
『キング・オブ・エジプト』youtube

 

『グレートウォール』

インド映画には踊りがつきものだが、最近の中国映画には『派手な演出』がつきものだ。しかし、日本映画の代表はアニメなわけだから、それぞれの個性ということだろう。万里の長城を使った壮大なアクションだ。

 


参考
『グレートウォール』youtube

 

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』

ゲームを事前にやっている人は数倍深く楽しめただろう。この冒険がどれだけ過酷さを極めるかを身に染みて理解しているからだ。ピッケルと弓矢を使いこなす、新生ララ・クロフトの冒険が始まる。

 


参考
『トゥームレイダー ファースト・ミッション』youtube

 

『シェイプ・オブ・ウォーター』

『人間ではないもの』の姿ならよく見る。よく見るということは見飽きているということだ。だが、この映画は見飽きたはずのB級作品ではない。その理由は一つだ。そこに愛があるからだ。二人の愛が純粋で、本物だからだ。

 


参考
『シェイプ・オブ・ウォーター』youtube

 

『ブラックパンサー』

ある日、宙から石が降ってきた。その石は、それを手にした人々の人生を大きく変えた。そのエネルギーを駆使した漆黒の衣装を身にまとうブラックパンサー。それは、本当に一人しかいないのか。それとも…。これは、アベンジャーズに続く物語である。

 


参考
『ブラックパンサー』youtube

 

『15時17分、パリ行き』

少年時代、薬に頼って生きるしかないと言われた出来損ないの少年たち。だが、彼らは自分の人生を諦めなかった。自分の人生が何のためにあるのか、人一倍熟考した。そして遭遇したのだ。それは、15時17分のパリ行きの列車の中の出来事だった。自分がこのシーンに遭遇したら、どう行動するだろうか。何を考え、何を見て、何を覚悟するか。人間の土壇場での行動は、日頃のそういう人生の積み重ねが物を言う。これは、落ちこぼれと言われた少年たちが土壇場で真価を発揮した、真実の物語である。『15時17分、パリ行き』。今年、この映画以上に魂が震える映画に出会えるかどうか、疑問だ。何年かに一度、こういう映画がある。これは、実話である。どんなに落ちこぼれと言われても、決して人生を諦めてはならない。いつか必ず、その命を使うときがくる。

 


参考
『15時17分、パリ行き』youtube

 

『空海‐KU‐KAI‐美しき王妃の謎』

この映画が原題の『妖猫传』であれば、私も含め、内容が腑に落ちる人が大勢いただろう。だが、空海の名前を出した方が日本人が観に来る。そういう映画である。深遠な教えに触れたい人は、中村勘九郎が演じた『道元』を見た方がいい。

 


参考
『空海‐KU‐KAI‐美しき王妃の謎』youtube

 

『グレイテスト・ショーマン』

当サイトでも扱ったP・T・バーナム。その言葉だけを見て想像していた人物像は、どこか拝金的な匂いがするものだった。そしてその想像は、あながち大きく外していなかった。だが、彼は気づいたのだ。真の芸術とは何かということを。

 


参考
『グレイテスト・ショーマン』youtube

 

『ブラックレイン』

マイケル・ダグラス演じる気性の粗いアメリカ人刑事と、高倉健演じる信義を重んじる日本人刑事。この2人が化学反応を起こさないと松田優作演じる稀代の悪人を倒すことはできない。果たして、価値観の違う2人の男は心を通じ合わせることができるかー

 


参考
『ブラックレイン』youtube

 

『デトロイト』

ネルソン・マンデラは言った。『人種差別は魂の病だ。どんな伝染病よりも多くの人を殺す。』差別される人の気持ちは、差別された人にしかわからない。そして今も尚この世においてこの問題は完全に解決してはいない。人間はまだ、最終到達地点にいない。

 


参考
『デトロイト』youtube

 

『ジオストーム』

インターステラー、アルマゲドン、ディープインパクト、既存の様々な要素の詰め込みで、チープさも垣間見える。だが、ある一人の女性が取った『意外な行動』は、安っぽくはなかった。その女性がいなかったら、この結末は違うものになっていただろう。

 


参考
『ジオストーム』youtube

 

『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』

CMはチープだ。多くのタレントは見覚えがない。だが、一流の能力を持った男たちが、一流の人間関係と、一流の生きざまを見せつける。一流がなんであるかを理解するためには、名の知れたタレントは必要ない。

 


参考
『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』youtube

 

『キングスマン ゴールデン・サークル』

スタジオジブリが日本人の心底に浸透させた名曲『カントリー・ロード』。前回、意外なほどの爽快なアクションで世を魅了した『キングスマン』でこの曲が歌われたシーンで、普段決して涙を流さないはずの私の涙腺は、緩んだ。

 


参考
『キングスマン ゴールデン・サークル』youtube