『バベル』
ポスター画像出典:『映画.com』
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※検索したら『年間700本』という人が一番っぽかったから、皆様に映画への熱意をお伝えするためにとりあえずその人以上の数字を出しただけです・・
『バベル』(Babel)は、2006年のアメリカ映画。監督は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。
監督 | アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ |
---|---|
脚本 | ギレルモ・アリアガ |
原案 | アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ ギレルモ・アリアガ |
製作 | スティーヴ・ゴリン ジョン・キリク アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ |
出演者 | ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ガエル・ガルシア・ベルナル 役所広司 菊地凛子 |
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『どんな人におすすめ?』
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『レビュー(感想)と考察』
映画には前もって情報を入れておかなければ理解できない作品がある。例えばこの『バベル』を最初に観た時の若き私は、『意味が分からない映画』として『低評価』をつけていた。だが、次の説明を見るとどう感じるだろうか。
バベルは『旧約聖書』創世記第11章にある町の名。町の人々は天まで届くバベルの塔を建てようとしたが神はそれを快く思わず、人々に別々の言葉を話させるようにした。その結果人々は統制がとれずばらばらになり、全世界に散っていった。この故事を背景に、「言葉が通じない」「心が通じない」世界における人間を描く。
‥これがこの映画のテーマである。これを知ってから映画を観ると、我々の頭に
この映画は世界の人々の間で言葉が通じない、心が通じないもどかしさや不安、不便さなどに焦点を当てたんだな
と焼き付くことになる。
- ブラピ夫妻に不和がある
- 世界各地の人々が描かれる
- メキシコ人が犯罪者と疑われる
- 耳が聞こえず意思疎通できない女性がいる
これらの理由もこの映画のテーマがあるからなのである。 私がもしこれを知ってから観ていたら、『低評価』などつけなかっただろう。あの頃の私はバベルを『日本人とブラピが共演したらしいから』というだけの理由で観た。そんな浅薄な心構えだけで観たから映画のテーマを理解できず、『低評価』をつけてしまったのだ。
映画のキャッチコピーは「届け、心。」、「神よ、これが天罰か。」。我々人間はなぜ異なる言語と文化を持って生きているのか。意思が通じない、統制が取れない人間はなんと愚かで、無力で、無様なのか。我々人間は本当はどう生きるべきなのか。そういうことを考えさせられる教訓性の高い映画なのである。
だがその映画がヤフー映画では『3以下』となっていて、そのレビューのほとんどが『当時の私』と同じ位置にいることが露呈している。まるで的を射ていないのだ。ヤフー映画は万人受けのツールだ。だからそれはまあいい。だが、『映画好き』を唄うつもりなら、Wikipediaでちょっと情報を仕入れるくらいのことはできるだろう。 私は映画好きの人に、『本当に』映画を好きになってもらいたいだけなのだ。もちろん私もこれからもっと好きになるつもりだ。
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