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株で儲けるにはコツがいる!儲けた後の税金についても注意せよ!

 

株で儲けるためにしてはいけない4つのコツ

株で儲けたいと考えている人は多くいると思います。しかし、株を購入する際に気を付け無くてはいけない事があることをご存知でしょうか。今回はよくありがちな、株を選ぶ際に失敗する4つのパターンを挙げたいと思います。

 

雑誌、テレビ、ニュースで選ぶ

株を購入する際、メディアからの最新情報を知っていれば株で儲けられると考えている人は多くいるのではないかと思います。全てに当てはまるものではないのですが、確かにメディア関係で紹介されている株は、実際に既に上昇傾向になっているケースが多いです。しかし、この情報を信じて銘柄を選んでしまうと痛い目に合う可能性があります。この理由として、実は既に値上がりしている最高時期に達している可能性が高く、高確率で高値掴みさせられる事になります。そのため、これを回避するためメディア関連の情報は一足遅いという認識を持ち、これから上がりそうな銘柄を動き出す前で見つけることが重要なのです。そのためには、日々の動向や情報網にアンテナを張っておく必要があります。

 

値上がり率ランキングで選ぶ

この方法は、株を始めたばかりの多くの方が、やってしまうパターンだと思います。株を始めた時期はどんな会社が上昇しているか、分からないのは理解できます。そのため手っ取早く、過去のランキングや現在のランキングから銘柄を選択しまいがちです。株式市場は毎日相場が動いていますので、その日にどの銘柄が動いて、どの銘柄の買いが集まっているのかが分かる仕掛けとなっています。そのため、値上がり率ランキングを見れば、一目瞭然です。

 

しかし、値上がり率ランキングは何の指標を示しているかを考えてみて下さい。この値上がり率ランキングに載っている銘柄は既に上がっている物です。つまり、言い換えれば上がりきった状態の銘柄を買う可能性があるわけです。対策としてはランキングに顔を出す銘柄よりも、ランキングに名を連ねそうな銘柄を選択するのが賢い選択です。

 

希望観測で選ぶ

これは株を始めて中堅くらいの方が陥ることと思います。これから上がりそうな知名度の無い銘柄に目を付けて企業分析をした結果、自分だけしか知りえない情報で、この会社の強みや強豪他社に勝てそうな商品を発売すると事前に調査したとします。しかし、これが自分観測によるものであった場合、これが逆に仇となる可能性があります。まず、自分が勝てそうと思った銘柄と思って買ったとしても、周りにはまだ認知度がなく理解されていない可能性があります。そもそも株が上がるためには、世間に知名度が認められ、多くの方が買ってくれないと上がらないものです。つまり、自分観測で考えてこれから上昇すると考えるのではなく、より多くの方が買いたくなるよう銘柄を探す必要があるのです。自分だけしか知りえない情報というのは、実はあまり意味がありません。誰がみても一目瞭然な企業の良さや強みを持っている会社がやはり上昇をし易い傾向にある銘柄と思います。

 

企業の業績で選ぶ

業績が良いからという理由で株を買うのは間違いではありません。業績が上がれば、当然、配当も貰えるようになりますし、株としての資産にも繋がります。株式市場で評価される株価というものは、企業価値に付随していると言っても過言ではありません。時にはその企業価値が上がり過ぎたり、下がり過ぎたりといった、かい離している株価に着目して、かい離が修正している動きを狙って投資するのが基本戦略です。これは成長株であっても、割安株であっても共通して言えることです。

 

つまり、この企業価値や市場価格のかい離を気にせずに投資をすることは間違いなのです。そのため、単純に業績が良いからという理由だけであった場合も同じで、しっかりと市場価格よりも企業価値の方が高い銘柄を買う事が重要となります。株を購入する際は上記の点に気を付けて購入をすると良いかと思いますが、人それぞれ考えは異なるものです。そのため、あくまでもこれは参考にしてもらい自分オリジナルの、儲けるためのコツを見出して頂けたらと思います。

 

株で儲けた後の税金について

 

株で儲けた後の税金がどのようになるか気になる方も多いと思います。税金は国民の義務となっているため、払わないといけないのですが、一体どのように徴収されるのでしょうか。今回、株で儲けた後の税金についての説明をしたいと思います。

 

税金について

もしもあなたが株で儲けた後、税金が掛かるのかが気になるかと思います。結論から言いますと、利益に対して税金がかかります。しかし、税金がかかるのは特に株で儲けたからではなく所得にたいてい課税されるものなのです。例えば、貯金の場合で考えると利息がついたときに、利息に対して20%課税されます。つまり税金で20%取られますから、株で儲けた場合、もらえる額は本来の80%に減ってしまうわけです。

 

株の税金には2つがある

株の税金には2つがある事をご存知でしょうか。一つ目に売却益にかかる譲渡所得課税、二つ目に配当にかかる配当課税です。少し難しいかもしれませんが、株に関わっている人は避けては通れない道ですから少し説明したいと思います。最初に譲渡所得課税についてですが、株で利益を得た場合、税率20%の譲渡所得課税がかかります。ここでいう売却益の定義は、以下の式になりますので、是非、覚えておいた方が良いと思います。

 

売却益=売却代金-(取得価格+購入時の手数料)-売却時の手数料

 

です。ただしサラリーマンの場合は、株の売却益を含めたその他副業収入が、年間20万以下の場合は課税されません。

 

次に配当課税についてですが、配当課税に関しても、譲渡所得課税と同じく配当金の20%が課税されます。通常の場合、配当については企業から振込書が送られてきて、それを金融機関で換金する手順になります。この配当課税金額は、すでに税金が引かれた金額になっていますので、気にせずに換金ができます。

 

口座について

次に株取引に利用している口座についての説明となります。口座により税金の計算方法が異なりますので、注意が必要です。確定申告口座には従来からある一般口座と、特定口座の二種類があります。更に特定口座には源泉徴収ありと源泉徴収なしの2種類があり、利用する口座により税金の納め方が異なりますので注意が必要です。まず一般口座ですが、すべて自分で確定申告を行います。証券会社で年間取引報告書を作成してくれないため、一年間の売却損益を個別に自分で計算しなければいけないのです。

 

一方、源泉徴収ありの特定口座の場合は、年間取引報告書は証券会社が作ってくれます。儲けに対して税金を源泉所得税として天引きし、税金は証券会社が払っておいてくれるものです。つまり税金に関することは自動的に証券会社が処理してくれる仕組みなのです。なお、源泉徴収ありの特定口座を利用している場合で年間トータルで源泉徴収税を払いすぎていた場合、証券会社が払いすぎている分を計算してくれます。そして、自分の証券口座に還付してくれるようになっているので、このあたりについても気にしなくても大丈夫です。また、この口座は利益が出た時に毎回税金が差し引かれるデメリットがありますので、そのあたりは注意が必要となります。そして、源泉徴収なしの特定口座については年間取引報告書は証券会社が作ってくれますが、税の徴収はしないので確定申告は個人で実施しなくてはいけません。つまり、株で儲けた利益から毎回税金が引かれることはないので、このあたりは源泉徴収ありの特定口座に比べると優れている点です。

 

以上のことから、特定口座についてはどちらが良いとは一概には言えないところです。株をこれから行う方も既に実施している方も、税金は国民の義務となっているため、申告漏れなく税金を納めるようにして下さい。もしも確定申告を今まで実施したことがないという方は、支払い方法についての知識を付ければ、問題無く出来るようになりますのでこれを機に学習してみては如何でしょうか。今回、節税について記載をしましたが、やはり税金については本当に複雑だと思います。この複雑なことを全て理解する必要はないのですが、一部だけでも理解し、少しでも自分の税金が返却されるようにする努力は惜しまないことです。そのため節税を理解して、今後、更に良い株ライフをしたいものです。

 

参考文献

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