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バルタサール・グラシアン『不運が眠っているときには、起こさないようにそっとしておくことだ。ちょっとしたつまづきなら軽い傷ですむが、それがもとで転倒してしまうと、致命傷を負いかねない。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

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考察

この言葉の引用元は、『触らぬ神に祟りなし』の方向でこの言葉の意味をまとめているが、本当にそうだろうか。何しろ私はかつて、『祟りを恐れて触らなかった』ことについて、恩師にこう言われた。

 

『お前は卑怯だな。醜い、ずるい、汚い。』

 

ずるい

 

一見すると、何一つ問題を起こさない優秀な生活を送っていた私に対し、恩師達はそう言ったのだ。これはとてつもない試練だった。要点は、フランスの小説家、スタンダールのこの言葉、

 

この記事に書いた。更なる詳細は長くなるので他の機会にしよう。とにかく、『触らぬ神に祟りなし』について私は、他の人とは違う見解を持っているのである。

 

さて、ではグラシアンのこの言葉はどう解釈するべきだろうか。

『不運が眠っているときには、起こさないようにそっとしておくことだ。ちょっとしたつまづきなら軽い傷ですむが、それがもとで転倒してしまうと、致命傷を負いかねない。』

 

それは例えば、こういう方向だ。

『もし今、幸福の状態にあり、不運とは無縁の生活を送っているのであれば、それは良かった。だが、覚えておかなければならない。決して、思い上がってはならない。 それは一時的である。』

 

つまり、慎重さを怠るべからず。何かが起きてからでは遅い。

 

リンカーン は言う。

 

後始末ではなく、『前始末』をするべきだということである。だがもちろん、たしかにこの言葉は下記の黄金律にも接触していることになる。

 

『耐え忍ぶことができる人間でなければ、大局を見極めることは出来ない。』

 

風林火山だ。勝海舟は、

 

と言ったが、このように『時期を待つべきだ』という解釈もできるのがこの言葉である。前始末と風林火山の重要性に接触しているこの言葉は、どちらにせよ傾聴に値するということになる。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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スタンダール『幸せになる方法はただ一つ。それは愛する人を幸福にすること。』 ショーペン・ハウエル『強い人間は自分の運命を嘆かない。』 ホラティウス『何ごとにも節度を守れ。何ごとにも中央があり、その線が適切のしるしなのだから。こちら側でもあちら側でもまちがいが起こる。』

 

関連する『黄金律

『後始末では遅い。前始末をせよ。』

『知者?無知者?自分が振る舞っている人格はどっちだ。』

『「一歩」の価値をどう評価するかで、その人間の人生は決まる。』

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