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ユダヤの『生き延びる智慧』に学べ

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■著者:石角完爾


IT革命以降、ウェブ2.0の時代になり、一般意思も2.0であるという世の中になった。だが、そのせいでまがまがしい人間の本性が垣間見え、差別をしたり、自殺者を出したりしていることも事実である。

 

正直、著者のこの本を読んでいると、イラっとする場面がいくつもある。『いくつか』ではなく『いくつも』だ。

 

だが、いささか無能な本だと切り捨てるには内容が鋭く、それが出来ない。そして、後半になってようやくその理由がわかったのだ。

 

フッパー』という言葉がある。それは、ドイツ系ユダヤ人が使うイディッシュ語であり、図々しさ、厚顔無恥、無遠慮、傲慢、到底考えられぬほど胆が据わっている、

という意味。

 

ユダヤ人の彼は、この『フッパー』の特徴を持つからこそ、ユダヤ人なのである。

 

そう考えたら、なるほど彼は、『フッパー』である。それに、彼の経歴もえげつない。京大を首席で卒業して司法試験に合格し、弁護士に。ハーバードで学び、国際弁護士を、等、枚挙に暇がない。

 

ずば抜けた見識なのだ。読んでいて腹は立つが、おそらくそれは『狙い』なのだろう。なぜならこの本のサブタイトルは、『浮かれる日本への警鐘』なのである。

 

『失敗を恐れる文化は愚かだ』とか、『大勢の人が興味を持つものは大体無価値だ』とか、とにかくいちいち腹が立つ言い回しなのだが、よく考えてみれば、それらは普段私が口にすることばかりなのだ。

 

おそらく、私の話を5年間聞いてきた当社の社員であれば、この本を読んで、私と同じ匂いがすると、感想を抱くだろう。

 

とにかくこの本を読んだ率直な感想は、『読んで良かった』である。

 

 

 

 


[初読年齢 30歳]

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)


ユダヤの『生き延びる智慧』に学べ

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