イギリスの諺『我々は泣きながら生まれて、文句を言いながら生きて、失望しながら死ぬ。』
イギリスの諺
これを聞いてどう思うかだ。ある人は、
(その通りだなあ。人間は虚しい生き物だなあ。)
と思い、ある人は、
(なるほど。じゃあその運命に逆らってやろうじゃないか。)
と考える。『思う』か『考える』というところでもまたちょっと意味が変わってくる。『思う』のは『反応的』であり、『感想を抱いた』という程度のものでしかないが、『考える』というのは『主体的』であり、新境地を見出す『創造』である。
江上治氏の著書『年収一億円思考』にはこうある。
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『教育にはお金をケチらない』ことも重要である。H氏はヨーロッパの一流のヘアーショーなどへは、部下たちを交代で研究に行かせている。一人が出張すれば何十万、何百万円とかかるのであるが、欠かしたことがない。
これは欲のない部下を振り落す場でもある。欲のない人間は、『どうだった?』と聞くと、『すごかったです』で終わりになってしまう。
競争心のないヤツは使えない、ということになるのである。ところが、一流のものに触れさせると、伸びる部下は、いかに自分がまだ成長しなくてはならないかを実感する。負けず嫌いなヤツが多いから、必ず自分もそういうショーに出られるようになります、という。
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自分の人生を『主体的』に生きるているか、『反応的』に生きているか、それがこの言葉の捉え方一つで、わかってしまうのだ。
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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)
関連する黄金律
この言葉に関連する『38の黄金律』。この名言と同じ的を射た他の名言があります。
8.『足るを知るは富む。足るを知らぬは貧しい。』
この世に闇があると思うなら、それは自分の目(心)に原因がある。
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『『不幸』などない。あるのは、目の前で淡々と起きている現象に反応する、人間の心である。』
『希望は貧者のパンである。そして、絶望は貧者のカビである。』