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トーマス・フラー『まず吾を笑う者は人に笑われない。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

私はとてもプライドが高く、自分の弱点を人に言われるくらいなら、自分で自分に厳しい目を向け、自己管理する選択肢を選ぶ。当然私がこういう心構えになるまでには時間がかかり、幾多もの恥をかき、幾人もの賢人の智恵を借りた。

 

かつての私は、笑われていた。からかわれていた。見下され、揶揄され、認められなかった。それは自分に、甘かったからに他ならない。つまりその反面、メリットもあり、人に甘いキャラというのは説得力はないが、人から愛される。

 

私は愛されていた。だがそれは、10代の同級生たちが対象だったのだ。つまり、彼らはまだ『愛』が何だかの分別がつかない未熟な時だった。そして当然、それは私にも言えることだった。

 

従って、私は『愛されていた』と言ったが、それが本当に愛だったのかどうかは、当時の私に判断できるはずもなかった。つまり、私は『愛されキャラ』だと思っていたのだが、実はそれは『馬鹿にされていた』わけで、私に対する『信頼残高』や『説得者要因』というものはなかった。

 

私は、メリットが大きいと思っていたからそんな生き方をしていた。それなのに、デメリットの方が大きいのだと知ってから、私は自分の生き方に恥を覚えたのだった。

 

それから数年後、私は剣道の練習をしていた。その練習生には、なりたくても簡単にはなれなかった。私はそれに、選ばれたのだ。私は未経験者で選ばれたことの優越感に浸っていたのは事実だった。そんな浮つきも手伝ってか、私はとある恩師のもとへ行って、すり足でずり剥けた足の裏の皮を見せ、恩師の同情を誘った。

 

 

しかし、その恩師は私を睨みつけ、こう言ったのだ。

 

お前、情けない姿見せるんじゃねえよ。男だろ?それがどうしたんだよ。他のやつらはなあ、やりたくてもやれないんだ。そんなことをいちいち報告してくるな。

 

その恩師は、普段、決してそういう乱暴な口調を使う人間ではなかった。血気盛んな私は、一瞬頭に血が上ってイラついたが、しかしすぐにその怒りの矛先は、自分の情けなさに向かった。

 

(一体俺は、何がしたかったのか。)

 

そしてそれから私は、『一切弱音を吐かない』と誓い、最後までそれを貫き通した。するとその一か月後、恩師がみんなの前でこう言った。

 

あいつはな、すげえ大変な練習してんだよ。食事も喉を通らないしな。過酷なんだよ。でも、弱音ひとつ吐かないんだ。男だよな。

 

私はこのシーンを通して学んだことを、『一生忘れない』と、心で誓った。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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