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ソクラテス『わたしの名が知られるようになったのは、他でもない。わたしが『ある一つの知恵』を持っていたからなのだ。』


ソクラテスの言葉


古代ギリシャ哲学者 ソクラテス(画像

 

それは、『無知の知』である。『自分が無知であることを知っている』という知識。そしてそれは、『知性』と呼ぶにふさわしいのである。『自分が無知であることを知っている』人は、どういう行動を取るだろうか。全知全能の人間のフリをしないことは当たり前だが、傲慢不遜な態度を改められない人間は実に多い。

 

例えば『JAL(日本航空)』が破綻したときは、 この傲慢不遜が原因だった。大企業病に侵され、傲慢不遜に陥り、盲目状態にあった。それを、稲盛和夫が見抜いて、息を吹き返したのである。

 

彼らが傲慢不遜であった事実は、稲盛が鋭い指摘をしたときに、『自己防衛』という名の言い訳で、稲盛が『部外者扱い』され、言い返されたことが、何よりの証拠だった。

 

かつて、東大の総長がこう言った。

『肥えたブタではなく、痩せたソクラテスになれ。』

 

つまり、

『常に欲にしがみつき、醜態をさらす、傲慢不遜に陥る醜いブタよりも、まだ足りない、まだ足りないと常に謙虚で、無知を知るソクラテスであれ』

 

ということ。

 

ブタを軽蔑するという意味ではなく、人間がブタの様に成り下がることを、揶揄した比喩である。その言葉に感銘を受けた、かの宮崎駿は、名作『紅の豚』を生み出した。

 

自分のことを自分で、『ソクラテスのように生きている』 と言った時点で、それは『ブタ』である。そう考え、 自身をブタとして描いた、彼の『知性』への敬意なのである。

 

私がソクラテスのはずがない。私が聖人であるはずがない。私が全知全能であるはずがない。私の思い通りにいくはずがない。知性を磨き、力をつけていくと人は、いずれ人間の限界を知る。我々人間は最初から無知で無力の、儚い生き物なのだ。

 

だが、”尊い”。儚さ、そして尊さの両面を知り、この人生を悔いの無いよう、生き貫くべし。

 

 

 

※これらの言葉は参考文献や史実に基づき、オーナーが独自の見解で超訳し、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

著者:一瀬雄治 (Yuji Ichise)

 

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