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ソクラテス『良い本を読まない人は、字の読めない人と等しい。』

古代ギリシャ哲学者 ソクラテス画像

内省

本を読めばいいというわけではない。例えば、人の呪い方が書いてある黒魔術の本を読んで、何の意味があるだろうか。そういうことである。だが、そう言うと”漫画”だからと言ってバカにする人も出てくるが、誰も『漫画はダメ』などと言っていないのだ。漫画の中でも、意味のない本もあれば、有意義な本もある。

 

これはもちろん、映画や、テレビ番組でも同じことだ。有意義なものを閲覧しなければならない。だが、そう言うとまた、バラエティやエンターテインメントを軽んじるように聞こえてしまう人がいる。誰も、そうは言っていないのだ。良い本、つまり、有意義な知識とは、知識そのものではない。自分の頭、そして心次第なのだ。例えば有意義な作品と触れ合っても、私の持つ感想と、弟子(部下)の持つ感想は、一次元も二次元も違う。

 

私は、その人間ドラマを自分たちの人生に照らし合わせて内省したが、弟子は、派手なアクションや妖艶な美女”だけ”に目を奪われていた。はたして、本当にその作品の真意を読み取ったのは、どちらだろうか。そういうことである。知識を、自分の”知層”として積み上げていくためには、良い本を読まなければならない。眺めているだけでは、ダメだ。

 

 

注意

※これらの言葉は参考文献『これならわかるソクラテスの言葉』や史実に基づき、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

関連する『黄金律

『自分のものに出来ない知識は、自分の知識とは言えない。』
『簡潔、単純、シンプルが知性だ。』

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