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ソクラテス『少量をうまくやる方が、大量にまずくやるよりもよい。』

古代ギリシャ哲学者 ソクラテス画像

内省

『ビッグカンパニーではなく、グッドカンパニーになれ』と、ある経営者は言う。世にはびこる『エセ・カリスマ』はこの逆のことを言うだろう。そういう人間に成り下がってはならない。『量より質』、『少数精鋭』、『安かろう悪かろう』、という言葉もある。

 

『赤壁の戦い』で、諸葛亮孔明や周瑜が見せた戦略とは、天の利、地の利を利用した叡智の結集。規模が小さい、少ないからといって、それと人生の器や優位性は、比例しない。悪に染まり、拝金的に生きる生き方もまた、虚しい。『自分は虚しくない。成功者だ。』と言い聞かせるように表面を正当化しながら、生きる人生を強いられるだろう。

 

もっと確かな生き方がある。『身分相応』とは、自分に与えられた人生の環境の中で、愚痴を言わず、弱音を吐かず、自分を捻じ曲げずに生きて見せる人生の生き方である。

 

もともと、大体の人の『身分相応』とは、少量の結果しか出せない。本来、少量の結果しか出せない人が大量の結果を出そうとすると、ひずみが起き、倫理が捻じ曲がり、一時的にこそ”膨張”はしても、永続的な”成長”は出来ないだろう。そういう意味でも、自分が踏める、『確かな一歩』を歩いていくことが求められるのだ。その結果として大量の結果が出ることが望ましいのである。

 

 

注意

※これらの言葉は参考文献『これならわかるソクラテスの言葉』や史実に基づき、自らの生きる糧、自らを戒めるため、内省の為に日々書き留めたものです。史実を正確に把握したい方は正当な書物をご覧ください。

関連する『黄金律

『「一歩」の価値をどう評価するかで、その人間の人生は決まる。』
『失敗したと思っても絶対に諦めるな。そもそもそれは、「失敗」ではない。』
『一つのことに集中する人間だけが手に入れられる圧倒的な力がある。』

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